『羅生門』
書いたのは、大正時代を代表する作家、芥川龍之介です。

文壇に華々しく登場する直前、23歳のときの作品です。

芥川は、この作品でさまざまな技巧を凝らして、

ゆれ動く人間の心の危うさを丹念に描き出しています。

その技巧の一つが、古典文学に題材をとることです。

芥川が選んだのは、愛読していた『今昔物語集』でした。

当時の都、平安京を南北に貫く大通り、朱雀大路(すざくおおじ)。

その南端に建つ二階建ての大きな建物。

これが、「羅生門」です

飢饉に見舞われた京都、羅生門という舞台設定。

生きるか死ぬかの究極的な状況下での悪やエゴイズムという作品のテーマ、

緻密で緊迫感に満ちた文章を味わう。

しかし三年後、芥川は最後の文章を全面的に書き直しました。

出典 NHK for school
10min.ボックス 現代文 [国語]
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