新製品 ジュラコンスライダーボビン
スイングアーム レーシングスタンドフック用
ジュラコンスライダーボビン
先月の筑波のレース前日練習走行の時に1ヘアピンで転けてしまい、付けていたアルミの一体型のボビンは傷だらけになってボルトが緩んでいましたのでボルトが緩まないボビンを製作しました。
←アスファルトとの衝撃でボルトが緩んだボビン。
転倒するとボビンを固定しているボルトがアスファルトと接触して緩んでしまうのです。
もし、レース中に転倒して再スタートが出来たとしたら、ボビンは走行中に脱落しますね。
こんな小さい物でも100~250kmで走っている時にライダーやバイクに当たってしまうと大変な事故になる可能性もあると予測できます。
それで今回、製品化されたのがセパレートタイプのジュラコンスライダー兼ボビンです。
ジュラコンはアルミのようにアスファルトに食いつかず滑ってくれるので転倒時の力が逃げるのですね。
しかもこのセパレート型ボビンはインナースペーサーで固定されているので、ジュラコンスライダー自体はクルクル回転します。
転倒した時の動画↓ これだけ擦れたら緩みますね。
ちなみにこのジュラコンスライダーは、振動吸収レバーガードの先端にも付けていて、今回の転倒くらいではハンドルの曲がりもありませんでした。
転倒してハンドルが曲がる時は、滑っていく途中に曲がるのではなく、転倒した瞬間に曲がることが多いと思います。
ハンドルがアスファルトと接触する時にジュラコンがハンドルに掛かる衝撃を逃がしているんですね。
ちなみにレバーガードは上向いていましたが、ボルトの緩みはありませんでした。
赤がアルミの一体型のボビンが削れた跡で、黄色はステップ、青がレバーガードのアルミの削れた跡です。
アスファルトに接触したのはこの3点だけだったので車体は無傷でした。(良かったぁ)