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△「ガルシアの首」

キングレコード
ガルシアの首

娘を孕まされたマフィアのボスが、子供の父親であり元右腕でもあったアルフレッド・ガルシアの首に賞金をかける。
主人公は報酬のためにガルシアの首を狙うが、トラブルに巻き込まれて恋人を失ってしまう。
恋人を失った主人公は、金よりも大事な物を失ったことに気付いて後悔するが時すでに遅し。
やがて落胆は復讐心へと姿を変え、一人二人と人脈を辿り、とうとう最初の依頼人を突き止める…。


信じられないような因果によって、マフィアのボスの邪な行いに報いが返ってくる話なのですが、「ふ~ん」で終わってしまいました。
恋人との幸せなひと時は夢のように儚く、そのひと時を嫉妬に狂いながら過ごしてしまった主人公。
主人公の気持ちに共感できるからこそ、その後の展開がどうにもつまらなく感じてしまいます。


さんざん思わせぶりに振っておいて、実はガルシアが生きている訳でも、途中で会ったチンピラが実はガルシアだったりする訳でもなく、彼女の説明どおり本当に死んでいたガルシアの腐敗した死体を掘り起こします。

死者を欲得のためにもてあそぶことが因果を引き起こした…にしては、死体を弔うために取り戻そうとした村人達も容赦なくマシンガンのえじきになっています。


つまり、この一連の殺しに意味なんて無いんです。
痛快でもない、感動も無い、殺伐とただ死闘が繰り広げられ、死体の山ができあがるだけ。
これで「どう?」と言われても;

ガンアクションが見せたいだけなら、ハナからドンパチやればいいんです。

「ワイルドバンチ」や「ゲッタウェイ」は良かったんですが。


なお、一応こういった作品が好きな方のために、サム・ペキンパー監督のデータを挙げておきます。

http://movie.goo.ne.jp/cast/10563/index.html

15本ほど作品を撮っておいでのようです。

中には銃が関係ない作品も見られますが、銃が出てくる作品ではもれなく激しいガンアクションを見ることができる筈ですのでお勧めです

こういう作品が好きな人なら、きっと我慢はできないでしょう。

さぁレンタル屋に直行です(笑)


解説
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD2119/index.html


原 題 : Bring Me the Head of Alfredo Garcia
製作年 : 1974年
製作国 : アメリカ
配 給 : ユナイト映画配給
監 督 : Sam Peckinpah サム・ペキンパー
脚 本 : Gordon Dawson ゴードン・ドーソン
     Sam Peckinpah サム・ペキンパー
出 演 : Warren Oates ウォーレン・オーツ (Bennie)
     Isela Vega イセラ・ベガ (Elita)
     Gig Young ギグ・ヤング (Quill)
     Robert Webber ロバート・ウェバー (Sappensly)
     Helmut Dantine ヘルムート・ダンティーン (Max)