7月2日、鶯梅院のある西隆寺地区で
「百万遍祈祷」が行われました。
今年から西隆寺北山地区の法被が登場!
テンションがあがりました!
五穀豊饒と村内安全を祈る伝統的なお祭りで、
「奉唱阿弥陀如来」と書いたお札を笹にくくりつけ、子供たちが、地区内の一軒一軒を「ナンマイダ〜」と言いながらお祈りして回ります。
後ろに、鐘と太鼓を打ち鳴らす大人達。大念珠を持った大人と、子供と一緒に「ナンマイダ〜」と言って回る住職がついて回ります。
全てのお宅を回りました後、田んぼをぐるりと一周しながらご祈祷。最後は田んぼの一角に、笹とお札を指しておしまいです。
昔は最後に、大念珠を川に放り込んで(!)いたそうです。
ここで住職は法事に。
その後は、お寺でお楽しみ。
流しそうめんです^o^
お昼まで一服した後、公会堂で、村内安全と家内安全を祈るご祈祷会。法事から帰ってきた住職がみんなとお祈り。
その後は楽しい酒盛りです。
住職は途中で法事に行きました。
住職といたしましては、毎年楽しみに参加させていただいてます。
ただ日曜日で法事行くので、そうめん流しと酒盛りにちゃんと参加出来ないのが残念です(^^;;
しかし何故このような形の行事なのでしょうか?
笹は、神霊の宿る依代とされていました。
神霊の宿る笹とお札を「七歳までは神のうち」と言われる半神たる子供たちが祈って回る。
持って歩くお札は、全ての霊魂を救う「阿弥陀如来」
農業というものは、虫や植物の沢山の犠牲の上に成り立っています。
米をこれから育てていくにあたり、無数の動植物の魂の幸福を、成仏を祈る。
その功徳により、五穀豊饒と村内安全をいただく。
そういう事なのではないかと思います。
百万遍の祭りには、先人たちの、全ての生き物に対する優しい眼差しがこもっています。
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