OTTAIPNU 新作テキスタイル | テキスタイル獣道

OTTAIPNU 新作テキスタイル

OTTAIPNU 新作テキスタイルのご紹介です。

 

昨年はOTTAIPNU × QUARTER REPORT として新作をリリースしたので、オリジナルとしてはスパイラルで発表して以来なので2年ぶりとなります。

 

2デザインの4アイテムと相変わらず数は少ないのですが、全て自分たちで管理して、こだわって作り上げるにはこれくらいが限界かなあ。 今のうちの財力も考えると。

 

今回は全て顔料でプリントしました。

OTTAIPNUで顔料を使うのは初回のコレクション以来。

 

顔料を使う深い意味は無いのだけれど、今回は何と言うか、染料には無い抵抗感のある質感が欲しかったのよね。柄のイメージ的に。

 

狙い通りのものが出来たと自負しております。

 

それでは新作テキスタイル、恒例のフィンランドロケで撮った画像でどうぞー。

 

 

 

 

Photo Chikako Harada

 

turkey

 

その名の通り、七面鳥がモチーフ。

 

実際の七面鳥はこんなんじゃ無いだろうけど(多分)。でも七面鳥。

 

 

この生地は何と言っても、重版の使い方が特徴。

 

ちょっとマニアックな話になりますが、染料と顔料では重版の出方が当然違って来ます。 染料は生地にしみ込んで混色するような感じですが、顔料は生地の上に粒子がレイヤー状に重なるような感じ。 なので、染料と顔料では刷る色の順番を決める勘所も変わってきます。

 

色にもよるんだけど、顔料の方が色がレイヤー状になる分、重版は出やすい傾向にあると思います。 そしてハンドプリントは重版には最適な技法。 

 

そんな事もあり、重版をここぞとばかりに使いまくっています。 地色自体が重版という暴挙。

 

 

 

 

そしてOTTAIPNU としては初めての野菜柄、POTATO 

 

 

 

 

Photo Chikako Harada

 

 

 

こちらの名前の通り、ジャガイモ柄

 

こちらの重版は王道的な、手描きのズレを生かし、地白をかませつつの踏み具合。 

 

 

 

皆さん、「ウニッコ」って知ってますかね? 例のマリメッコのアイコン的なケシの花柄です。

 

不朽の名作的なテキスタイル。私も勿論大好きですが、実は昔からあの「無理矢理、しかも適当に詰め込みました」的な構図があまりバランスが良いとは思えないでいたのですが

 

しかし、さすがにこれだけ露出して目にする機会が多いと、何だかとても良い構図に見えて来てしまうという不思議。

 

まるで、ニュー○ランスのスニーカーを最初に見た時は「もっさい靴だなあ」と思ったのに、これだけ皆がオシャレっぽく履いていると、もはや今では超いい感じに思えてしまっているあの現象に似た感じのような気がしなくもなくなくなくなくない、、、、

 

 

 

や、話がズレましたが

 

この新作のPOTATO、実は私にとってのウニッコの「バランスは後で考えよう&感性で詰め込み&直感型構図大作戦」というイメージをやってみたくなり、挑戦した柄なのですよ!全然そうは見えないでしょうが!

 

でも結果的には、そこそこバランスとっちゃったけど。

 

 

私の中では、どっちの柄もプリントテキスタイルの王道ど真ん中、の生地が出来たのではないかと! 

 

「これのどこが王道じゃ!ヽ(`Д´)ノ」という批判殺到かもしれないけど。 私の中ではコンサバ!

 

 

どちらの生地も、5/27から開催される代官山ガーデンギャラリーでの展覧会に出します。配色も。

 

興味ある方は是非! 販売もするよ!