何とか生きて・・・・あいざわの事務所に帰り着く・・・・(くどい様ですが冗談でっす!)
事務所に入り、ソファに座って一服煙草に火をつけると・・・・Kさんが近所のコンビ二でアイスを買って来てくれる・・・。
「うゎあ・・・いつもすみませんね・・・。」
「いえいえ・・・・デザートに」
この男・・・・私が今(ダイエット中)だと知っているのか・・・・。妨害工作である事は間違い無い。
私が「ダイエット宣言」するとこの2人はいつもあの手この手を使って妨害工作を計ってくるのだ・・・。
しかし私も私で・・・・
ダイエットなら・・・定食の大盛りはイタダけない。
そんなしょ~もない考えに耽っていると・・・香月社長が声を掛けてくる。
「梅木社長・・・・こんなカメラがありますよ!」
早速香月社長が見せてくれた・・・。
「うわ・・・・これいいですね・・・。」
下が磁石になっている小型のカメラである・・・・せいぜい直径1,5~2cm位あるだろうか・・・。
「でも・・・・あいざわさんじゃどんな風に使ってるんですか?」
「ええ・・・隣の車に対象者が乗るところを車のここ(ボディ部分:窓の上あたり)にポチッ!と置いているだけですよ。」
「へぇ・・・・それで見つからないんですか?」
「うん・・・・今迄何度も置いてみたケド・・・一度も見つかった事はありませんよ・・・。」
そこなのである・・・・。
調査をする側は自意識過剰になる事が多い為、実際にカメラ等を隠そう隠そうとする傾向にあるが、実際には少々大胆にカメラを置いていても殆ど発見されたケースは無い。
カメラが余りに小型化すれば映像や画像に難が出てくるし、あまりに堂々とし過ぎていると・・・発見されない保証も無い。
言わば・・・・カメラの小型化と性能を・・・
その現場の状況に合わせセレクトする・・・。その「サジ加減」が難しいところなのかも知れない・・・。
だからとりあえずは、そのカメラを使用した人から感想を聞いてみるのが一番良いのである。
しかし、逆に我々が使用する道具には調査員と道具との「相性」みたいなものも存在する。同じW社の暗視カメラであってもA調査員は「抜群に使い易い」と言ってもB調査員は「W社のカメラは使い難い」と言った具合に・・・使用する人間の感性が違えば必ずしもフィットするとも言い難い・・・。
だから私達探偵は、一度使い慣れた道具は余程それに変わる新兵器を見つけ、尚且つその新兵器がしっかりフィットしない限り簡単に道具を変えたりはしないのである・・・。
「それから梅木社長・・・・もうひとつ。」
「????何ですか?それ?」
「HDDの代わり・・・・。」
「へぇ・・・・・。」
名前は・・・・・
「エンジェル・アイ!!~・・・」←(ドラえもん風)
「ゴクッ・・・・。」
私の喉が鳴る・・・。
「え・・・・エンジェル・・・アイ・・・・・・何か格好悪くないですか・・・。なんじゃそのネ~ミング」
「しょ・・・しょ~が無いでしょ!!業者がそうつけてるんだから!!」
香月社長がバツ悪そうに言った・・・。
「HDD」・・・すなわち、ハードディスクは・・・録画する映像を記録する記録媒体の事である。
「でも・・・・ハードディスクなら前から使ってたヤツが・・・。」
「あれはあれでいいですよ・・・でもね・・・これは他に使い方があるんです・・・。」
そう言って香月社長は付属のオプションを見せてくれた・・・。
「な・・・・なんですか?これ??」
「K君・・・・これに使うバッテリー持って来て!」
香月社長はそう言いながら・・・「エンジェル・アイ」の準備をする・・・。
(続く)※いつも短くてゴメンなさい!
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この度「東日本大震災」で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。1日も早い復興と、被害を受けた皆様の心の傷が癒される日が来ます事を陰ながら祈念しております。微力ですが(社)日本調査業協会を通じ御支援の一端を担わせて戴ければと思っております。
㈱OTS探偵社 熊本興信所
梅木 栄二 スタッフ一同