不思議体験
先週の土曜日。
越谷市内のギャラリーでの、演奏と展示に出向いた日は、ちょうど 「南越谷 阿波踊り」 の開催日でもありました。
想像していた以上に大規模のお祭りで、周辺は9時過ぎまで車両規制とのこと。
楽器の搬出もできないし、せっかくだから阿波踊りを鑑賞するのも楽しそう~♪
実は私、四国出身のクセに??
生の 阿波踊り 観たことないんだよね~・・・っと!!
楽しみにしながら、メインの通りに行ってみると・・・
人! 人!! 人!!!
ものすごい 人!!!! で、あふれかえっていました。
数十という地元の団体や、本場・徳島から駆けつけた団体などが、次々に紹介されながら登場 ~!
躍動感たっぷりの踊りを披露しながら、通り過ぎてゆきます。
子ども・女性・男性・お囃子・・・それぞれの衣裳も華やかだし、同じようなリズムでも、音も踊りも皆、違っていて、個性的です。
また、間近で見る迫力もあり、やっぱり “生=ライヴ” はいいなぁ~ と実感。
踊り手の生き生きした表情を見ているだけで、心躍る時間でした。
ところが。
ずっとそのお囃子の音を聴いているうち、突然、ある光景が頭の中で重なったような気がしました。
もやもやもやもや~~~って、背中の方から映像が少しずつ立ち上ってくる?? ような。
同時に、胸の奥深くのところを、きゅぅ~~~んっと締め付けられるような、不思議な感覚。
「私、この体験、したことある!!」
幼児の頃から小学校を卒業するまで、ほぼ毎年。
夏休みには 香川県高松市にある祖父母の家に滞在し、約1ヵ月ほど過ごすのが、恒例になっていました。
お盆の頃に、両親が迎えに来るまで、毎日のように山へ~ 川へ~ 海へ~ と遊びまわったり、従兄弟たちの家を泊まり歩いたり。
そんな中、祖父母が連れて行ってくれたお祭りの中に、お隣の県でもある、徳島の阿波踊りもあったのかもしれません。
祖父が、踊り連に交じって踊っている。
私は、祖母に手をひかれながら、それを見ている。
いきなりそんな光景が浮かび、なぜか涙が出そうになりました。
本当にあったのことなのか? 夢の中の記憶なのか?
祖父母も亡くなった今、確かめようもありません。
和太鼓やお囃子の音を聴くのも、今回が初めてではなく、でもこんな感覚になったことは、ありませんでした。
阿波踊り独特の 「音」 から、忘れていた記憶が、蘇ったのでしょうか。
原風景にある 音
そのあともしばらく、その 「音」 「リズム」 が頭から離れず、同時に、祖父母との様々な思い出が次々に浮かんできた、、、不思議体験の日 でした。
明日、一仕事終わらせてから午後、滋賀に向けて出発します。
金曜日には、滋賀県内でトイピアノコンサートを2公演。
土曜日には、愛媛の実家に帰りがてら、祖父母も眠るお墓参りもしてきます。
お盆も帰れなかったし 「たまには帰っておいで」 と
思い出させてくれたのかもしれませんね。
この夏、最後の公演です!
↓
〔トイピアノコンサート in 古ゞ屋柏原西町〕
場 所/滋賀県米原市柏原2120 (090-6912-1804)
日 時/8月29日 (金) 19:00開演 (18:30開場)
料 金/一般 1,200円 学生 600円 親子ペア 1,500円
(公演後、交流会800円)
主 催/未来へつなぐ古民家活用サポーターズ 「古ゞ屋柏原西町」