「マイル」と「チェーン」!? | レールは、こころをつなぐ道。

日本最初の電気鉄道として1895年2月1日開業した京都電気鉄道伏見線の開業時の経路(現在の竹田街道はなかった)


↑この地図のMapionキョリ測 ⇒ こちら



北側の起点「七条停車場」(現京都駅)踏切南側は東洞院塩小路交差点にある電気鉄道発祥地の碑を南へ少し行った付近

記念碑には「六キロ」と彫られているがおよその距離を表わしている


当時の東海道線は現在の駅前広場付近を通っていたので、仮に記念碑から南へ100mの地点から距離を測定してみると



南側の起点「下油掛通」(京橋)は竹田街道油掛の伏見駿河屋前にある電気鉄道発祥の地の碑の横

こちらの記念碑には距離数は彫られていない


Mapionキョリ測で開業当時の路線を辿ってみると「6.4キロ」となる



開業時の資料や文献が少ないため、七条停車場~下油掛の距離についてはネット上では6.3km、6.4km、6.7kmなどが見受けられます

当ブログでは前回まで6.7kmを使用していましたが、今後は伏見チンチン電車の会が使用している6.3kmを使用します 





記事タイトルの「マイル」も「チェーン」も、距離の単位で、80チェーン=1マイル、1マイル=1,609.344m、1チェーン=20.1168m を表わします

 

伏見チンチン電車の会では、1990年刊の京都新聞社編「琵琶湖疏水の100年」に、1984(明治27)年9月5日、同20日の「日出新聞」(京都新聞の前身)に掲載の、9月4日に認可された線路実測図面の「3マイル74チェーン(6.3km)」を採用しています 

※マイル換算で3.925マイル、メートル換算で6,317mとなる

伏見チンチン電車の会 ⇒ こちら