あの名曲のような色合い

　桜花が終わり、中央路側帯に植わるクスノキの大木も毎日のように落葉して、両端の植え込みの陽光桜共々、鮮やかな新緑が現れている高松市中心部の中央通り。
　この通りはそれらだけではありません。はなみずきもあります。そのはなみずきが見事な様となっています。

　高松市がアメリカのフロリダ・セントピータスバーグ市と姉妹都市関係を締結した記念として、セント市の花であるこれを持ち帰って、中央通りの植え込みの至る所に植わっていました。
　ところが、成育方法が乏しかったのか、続々と枯れてしまいました。およそ１０年前になるか、現在の陽光桜に植え替えてしまった中で、唯一、一本だけ健在です。
　「薄紅色の　かわいい　君のね…」
　一青窈のヒット曲“ハナミズキ”をつい口ずさむこのごろです。
　今日から５月。はなみずきのように、素敵で、爽やかな気分で仕事とプライベートを楽しみたいものです。
　【文、写真｜Takahiro Kasai】

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