欧州の先行き不透明から冴えない市場。

おはようございます。

市場全般に軟調な動き、冴えない動きです。

欧州の先行き不透明感からリスク選好の動きが後退、再びややリスク回避的な動きですが、月曜日の欧州時間の大幅高のあとの急反落の動きからは、ここ2～3日は上げても下げても市場全般に動きが小動きになってきているようです。

週末の欧州連合首脳会議の結果を見極めたいとの思惑が強くなりつつあるようです。

昨日はその準備会合が開かれEFSF（欧州金融安定基金）をめぐっての意見調整を行なったようですが、一昨日一部の報道では独仏が2兆ユーロまでの拡大（現状は4400億ユーロ）と報じられるなど、期待できる内容が討議されているようでプラスの要素もありますが、欧州各国で意見の相違などマイナス要素もあることは否めない事実です。

今週の市場は今週は本日と明日と残っていますが、思惑での上下動はあっても、欧州連合首脳会議の結果待ちの動きとなって来るでしょう。

よくも悪くも、市場は欧州次第の動きが続いていきそうです。

その中で、昨日の米国の経済指標では、21時30分発表の住宅関連指標は予想を上回る内容も、明けて3時発表のベージュブックでは経済は９月に緩やかな拡大が続いたものの、企業が景気の先行きに対する懸念を強めている内容であったことが欧州の先行き不透明感もあり米国株式市場の下落要因となったようです。

NYダウは72.43ドル安の11504.62ドル。

一方の商品市場も全般に軟調です。

原油市場は89ドルまで上昇も90ドルの上値抵抗を突破できず急反落。

貴金属市場もリスク選好の動きが途切れ、ユーロ、資源国通貨の反落で軟調な動きになりました。

個別商品市場においては下記で。
為替市場は下記の通りです
ドル円は76円80銭台、
ユーロ円は105円70銭台
豪ドル円は78円60銭台です。

＜貴金属＞NY金12月限は5.5ドル安の1647.00ドル、換算値は30円安です。
昨日の東京金時間外市場は下落して始まりも、一時4107円（+12円）まで上昇しましたが、その後は再び下落に転じ4051円（－33円）まで下げて、4062円（-33円）で引けました。

上記でも書きましたが、欧州の先行き不透明感から徐々にユーロ、資源国通貨が下落、原油市場が反落したことなど、商品市場全般の下落も金市場を圧迫しました。

ここ数日は欧州市場では動いていましたが、昨日は一昨日の夜間市場の高安の範囲内の動き。

週末の欧州連合主の会談の結果を見極めたいとも向きも強くなっているのでしょう。

昨日に引き続き、判断に困る動きが続いています。

極力少ない枚数での買い越しを維持で様子見中心の方がいいでしょう。

ＮＹ白金1月限は17.6ドル安の1523.1ドル。換算値は60円安です。
昨日の東京白金時間外市場は下落してはじまり、一時3823円（-4円）まで戻しましたが、3753円（-74円）まで下落し、3762円（-65円）で引けました。

市場全般の冴えない動きに、金市場よりも下げました。

昨日は金市場の下落も、白金は上昇していたこともありますが、それでも金市場に比べれば割安でしょう。

長期的な金価格、白金価格の再逆転はあるでしょう。

引き続き、4000～4100円台の戻りを想定して、買い方針継続で。

＜穀物＞ シカゴコーン12月限5.50セント高の638.50セント。換算値は150円安です
シカゴ大豆11月限は25.75セント安の1225.00セント。換算値は450円安です。

市場全般のリスク回避の動きにコーンは小幅反落。

ただ、基調は堅調地合い継続でしょう。

＜石油製品＞NY原油⑫は86ドル前半の水準です。

80～90ドルのレンジの上限では跳ね返されました。

引き続きレンジ内の動きが継続でしょう。

＜ハンターポイント＞

週末の欧州連合首脳会談までは逆張りで。

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