QE3の期待は?商品市場は全面高。
おはようございます。
一昨日と昨日の早朝に急落したユーロは昨晩は終始落ち着いた動きでした。
23時にバーナンキFRB議長が議会証言をすると言うこともあり、市場の関心は欧州からから米国にシフトしていたようです。
そのバーナンキFRB議長が議会証言ですが、刺激策が必要なら対応する用意があることに加えて、出口戦略のことにも言及しましたが、先週末の米雇用統計が事前予想を裏切る雇用回復の遅れを示すものであったことから、市場ではQE3の期待が高まったとのでしょう。
商品市場はこれまでの欧州債務危機懸念から質への逃避が続き上昇していた金市場でしたが、更にQE3の期待値が加わったことで一気に史上最高値を更新しました。
欧州の債務危機や米国債券も格下げの方向で資金の行き場が無くなり金市場に集まりやすくなっています。
他の商品市場もドル安を背景に上昇しました。
米国株式市場もバーナンキFRB議長の証言内容でややQE3の可能性が高まったことを好感し上昇しましたが、引けにかけて下げ幅を縮小しました。
NYダウは44.73ドル高の12491.61ドル。
個別商品市場はは下記で。
為替市場は下記の通りです
ドル円は78円90銭台、
ユーロ円は112円10銭台
豪ドル円は84円80銭台です。
<貴金属>NY金8月限は23.2ドル高の1585.2ドル、換算値は15円高です。
昨日の東京金時間外市場は一時4007円(-5円)まで下落しましたが、4039円(+27円)まで上昇し、結局4020円(+8円)で引けました。
NY金市場は史上最高値を更新しました。
欧州の債務危機懸念に加え、米国で再び金融緩和策の期待が強まることは金市場には支援材料でしょう。
金市場には追い風の環境が続いています。
QE2の終了で調整期待も強かった金市場でしたが、結果は高値更新で、ここ最近の中身を見る限利、3900円後半から4000円にかけて一般投資家の売り玉が増えた模様で、今後は買戻しによる上昇も期待できるでしょう。
ただし、4050円近辺では更に一部利食いとし、買い越し幅は1/3程度まで縮小。
再び押し目があれば買います。
NY白金10月限は30.7ドル高の1776.7ドル。換算値は10円高です。
昨日の東京白金時間外市場は一時4489円(-9円)まで下落しましたが、4550円(+52円)まで上昇し、45200円(+22円)で引けました。
QE3の期待の高まりや金市場の上昇や商品市場全般の上昇、株式市場の上昇もありドル建て市場は上昇しました。
東京市場は円高に上昇幅は限定的で、ドル円にクロス円を含めた為替の動向で価格が決定しそうです。
ユーロ安がぶり返す可能性があり、買うのは急激に円高に振れる場面が逆にいいでしょう。
ここでは仕掛けはしにくいです。
長期的な買い玉は保有で、先週末に減らした買い玉を戻すのは様子見で。
<穀物> シカゴコーン12月限は21.75セント高の679.75セント。換算値は450円高です。
シカゴ大豆11月限は21.50セント高の1379.75セント。換算値は300円高です。
ドル安と一昨日の強気の需給報告の影響は継続で上昇しました。
そもそも先月末の作付面積の発表での下落で下げすぎたのが誤算だったのでしょう。
今は価格を上げないとほんとに在庫はなくなります。
上昇基調は続くでしょう。
<石油製品>NY原油⑧は97ドル台後半の水準です。
再び下落も下値は90ドル近辺でしょう。
<ハンターポイント>
為替の乱高下は週末の連休まで注意でしょう。
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