後場市況。週末の人民元の弾力性を持たすとの報に後場も堅調続く。 | 場勘ハンターおたまるのブログ【商品先物版】

後場市況。週末の人民元の弾力性を持たすとの報に後場も堅調続く。

お疲れ様です。

週末に飛び込んできた、中国人民銀行の人民元に弾力性を持たせるとの報は、市場では世界経済に好影響をもたらすと取られたようです。

中国の米国の為替政策の対立の解消との期待もあっての上昇ですが、こちらは米国が求める人民元の切り上げは40%ほどですので、完全な解決とは行かないでしょう。

中国の購買力が上がることは資源国通貨の豪ドルなどの上昇を招き、商品市場全般にも追い風になっているようです。

人民元の今後の上昇を懸念し、中国株式市場は下落する懸念もありましたが、蓋を開けてみれば、上海株式市場は朝方は下落も2%ほど上昇と世界的に株式市場は上昇となっています。

個々の商品市場については下記で。

現在の為替はドル円が90円70銭台、ユーロ円が112円90銭台です。

日経平均は242円99銭高、10238円01銭。


東京金。東京金市場は3600円後半の動きに。

ドル建ての金市場は史上最高値更新しました。

東京金市場も直近の高値3728円の高値更新の可能性は高まったでしょう。

最近の金市場はリスク選好、リスク回避の動きでも上昇しています。

欧州の財政不安がのあとは通貨に対する信用が回復していないのも一因?

とにかく金市場に人気が集まり資金が集中しています。

ただ、いずれ市場の落ち着きでここまで安全資産買いで他市場から金市場に流入していた資金の流出はあるでしょう。

それは大きく上昇してからかもしれません。

東京金市場で売り玉が捕まった状態ですので、売り方の損切りの上昇が来てからの、急反落があるかもしれません。

いずれにしても1200ドル割れの調製安が無き限りは買いは見送ります。


東京白金。4695円を超え、4700円も超えてきました。

これでひとまず、4800円が次の目標になります。

一目均衡表の先行スパンの下限(雲の下限は)4805円。

4800円後半から5000円までは高値の買い玉も一部残存していますので、4800円前後からの押し目には注意したい。

ジョンソンマッセイ社の価格見通しは1600~2000ドル。

1600ドルを先ほどようやく超えて来た水準で、まだまだ割安です。

買い方針継続です。


穀物。シカゴ時間外市場はコーン、大豆ともに上昇。

東京穀物市場も上昇です。

低い値位置の穀物は、長期買い方針継続でいいでしょう。


石油製品。NY原油は現在78ドル後半の動きです。

80ドル回復、今夏100ドルはありと見方継続です。


現在4位まで落ちました。

白金の低迷も反省。

今月内に1位返り咲きの場合は皆様への謝意表明で坊主頭公約中です。

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