先週末の米国市場は堅調。人民元の弾力性を持たすことによる影響は?
おはようございます。
先週末の米国市場は大きな材料はありませんでしたが、全般に堅調でした。
米国株式市場は小幅ながら3日連続で上昇。
NYダウは16.47ドル高の10450.64ドル。全般に小幅に上昇の中、貴金属の上昇が目立っています。
現物市場は史上最高値を再び更新し、一代高値をNY金市場を筆頭に白金市場、銀市場も大幅高でした。
商品市場は原油市場、穀物市場も上昇しており、ここにきてドル安に動き出した為替市場も商品市場には追い風なっている模様です。
週明けの焦点は、週末に中国人民銀行は人民元の弾力性を高めると発表したことで為替市場がどのように動くかです。
今のところ、ドル円はやや円高もユーロ円は先週末の米国市場と変わらず、豪ドルは上昇しています。
ドル安を受けて貴金属市場、原油市場とも日本時間7時現在上昇して始まっています。
個別銘柄については下記で。
ドル円は90円30銭台、ユーロ円は112円20銭台です。
<貴金属>NY金8月限は9.6ドル高の1258.3ドル、換算値は25円高です。
先週末の東京金時間外市場は高値が3679円(+33円)で安値が3628円(-18円)でした。
先週末のNY金市場は一代高値を更新し、現物市場は史上最高値更新です。
株式式市場が上昇していますが、安全資産としての金市場も買われている状態が続いています。
本来であれば、リスク回避的な場面で買われた金市場は他の市場と逆相関的に売られても不思議ではないのですが、各国の財政不安が残る中金市場の人気が根強いです。
ただ、先月他市場が下げている場面でも上昇し、他の市場が上昇し始めても上昇している金市場は明らかに割高ではあります。
忘れたころに急落があるでしょうが、現在市場では下げを期待した売り建ち玉は捕まった状態。
踏み上げ的に上昇した後で急落ということもありえるでしょう。
いずれにしても大きな押し目があった後でしか買わない方針を貫くべきでしょう。
1200ドル割れを待ちます。
NY白金7月限月は15.0ドル高の1587.0ドル。換算値は50円高です。
NY金市場が上昇し、株式市場も上昇し。白金市場には追い風になりました。
現在時間外市場でも大きく上昇中。
東京白金市場も円高をこなして上昇するでしょう。
先週16日の4695円の戻り高値を更新し4700円を乗せることが出来るかです。
ここに来て一般投資家の買いも増えてきていますので、高値更新で手仕舞い売りが出た方が内部要因が改善されて、今後上げやすくなると見ます。
J・M社の年後半の価格見通しは1600ドル~2000ドル、現在は1600ドルをやや下回る水準でまだまだ割安です。
引き続き、4800円前後までの上昇があれば一部買い越し幅を減少させる方針ですが、基本的な買い方針は継続で。
<穀物>シカゴコーン7月限は3.25セント高のの360.75セント、換算値は100円高です。
シカゴ大豆7月は9.00セント高の961.00セント。換算値は150円高です。
シカゴ穀物市場の他市場が堅調なこと、産地の過剰な土壌水分が材料視されました。
穀物市場の値位置は低いので、長期買いポジションでいいでしょう。
<石油製品>NY原油は78ドル近辺の水準です。
再び80ドル将来の100ドルはありでしょう。
<ハンターポイント>
人民元がドルとの固定解除でどのように動きかに注目ですが、元高は中国の購買力増加で、貴金属市場などは堅調に成ると見ていいでしょう。
今月中に1位返り咲きなら頭を丸めます。
再び素顔もさらす事になりますが・・