後場市況。ユーロ、資源国通貨上昇し、商品市場は?
お疲れ様です。
お昼前後からはユーロの上昇、豪ドルなどの資源国通貨が上昇し、金市場を除く商品市場も地合いを強めました。
本日のECBの政策金利の発表や緩和策からの流動性の回復期待からユーロが上昇し、豪ドルも失業率が予想を下回ったこと、隣国のニュージーランドの政策金利の引き上げもあり上昇基調です。
金市場以外の商品市場は、豪ドルなどの資源国通貨やユーロとの連動性が高く、また、市場全般にリスクを選好する動きになっていることも追い風になっている模様です。
上記にもかきました欧州時間の特に20時45分以降、ECBの政策金利発表後ECB総裁のトリシェの記者会見までが重要な時間です。
ECBの姿勢ひとつでユーロは大きく動きそうですが、失望があっても下値は少なく、むしろサプライズ的にユーロが戻す可能性も在るのではと見ています。
為替の話ばかりになりましたが、商品市場では金市場のみ下げていますが、リスク選好の表れでしょう。
市場の落ち着きで金市場はもう一段調整はあるのではないでしょうか。
個々の商品市場については下記で。
現在の為替はドル円が91円20銭台、ユーロ円が109円90銭台です。
日経平均は103円52銭高の9542円65銭。
東京金。東京金市場は3600円前半の動きです。
白金市場はや石油市場が上昇する中、高金利通貨の上昇にも関わらず下げている金市場の現在の位置づけは完全に反リスク商品、安全資産商品と言えるでしょう。
ユーロ安で上昇する場面が多く、他のリスク商品のヘッジ買いが多くなっているのは明白です。
ここまで他市場安時に大きく下がっていましたので、他市場が上昇し回復する場面は下げるでしょう。
ただNY金で1200ドルを下回り、1150ドルに近づけば実需の買いが入ってきますので他の商品市場と同調して動くでしょう。
目先は下げ予想も売り参戦はせず、大きく下げる場面を待って買いたい。
東京白金。4500円半ば動きに。
市場全般にリスク選好の動きに上昇。
金市場とは逆相関の動きになっていますが、今週の下落場面では金市場の上昇に支えられていた場面もあったので金の下落はややマイナス面もありますが、基本的には本日のようにリスク回避の動きが弱まったほうがいいでしょう。
金市場は下落しても白金市場は上昇する可能性は強いでしょう。
買い方針継続です。
穀物。シカゴ時間外市場はコーン小動き、大豆は続落。
東京穀物市場もコーン、大豆ともまちまちです。
基本的には値位置は低く、長期買い方針継続で。
石油製品。NY原油は現在74ドル前半です。
5月25日の安値67.15ドルで下値は割らない予想です。
80ドル回復、今夏100ドルはありと見方継続です。
現在4位まで落ちました。
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