後場市況。商品市況全面高、ユーロに不安定さは残りますが・・・・ | 場勘ハンターおたまるのブログ【商品先物版】

後場市況。商品市況全面高、ユーロに不安定さは残りますが・・・・

お疲れ様です。

リスク回避の動きはひとまず落ち着いています。

ユーロ市場の反発、米国市場が安値から大きく戻したこと、日経平均も後場からは戻り歩調になったことなど、各市場ともここまでの下げすぎに対する修正で戻し始めています。

今の市場はユーロさえ戻せばすべて上昇する雰囲気はありますが、今後はユーロ安や欧州の材料の影響は少しずつですが少なくなると見ています。

欧州の問題が解決するということではなく、欧州の財政問題からのユーロの下げがここまでくれば十分織り込まれたということです。

2年前はユーロ円は170円ぐらいしていましたね。

ひとつの国が破綻した分ぐらい織り込んだのではと思いますけど・・・

報道はユーロ安の見方一辺倒ですけど・・・

商品市場は全面高。

昨日までの下げ過ぎに対する反発です。

日経平均は62円77銭高の9522円66銭。

現在の為替はドル円が90円10銭台、ユーロ円が110円60銭台です。

商品市場、個別銘柄については下記で。


東京金。東京金市場は3500円を再び超えてきました。

昨日まではリスク回避の動きに下げ渋り、本日は市場の全面高に上昇。

市場全般の下げでは安全資産買いが入り、高金利通貨高には上昇、長期金利も低く、金市場には追い風が多いようです。

ただ、現在、債券市場に集中している資金が、ユーロ高、株高でリスクを先行する動きになった時に、債券価格の下落、長期金利上昇場面では手仕舞い売りが出るでしょう。

その場面での押し目は買うべきでしょう。

出来る限り、NY金で1150ドルに近づく場面が理想。

少数枚数の買い玉は維持で。


東京白金。4400円を再び超えてきました。

昨日の4253円は先週末の4204円の安値の二番底の可能性は強いと思います。

5月24日の夜間市場での高値4487円を超えてくればダブルボトムの形が出来るでしょう。

今回は外部市場の下げによるトラブルの下げと見ますので、当然本格的な戻りが来れば上げは大きいでしょう。

本日も戻りが鈍くなる場面はありますが、ボトム形成上の動きと見たい。

買い方針継続で。


穀物。シカゴ時間外市場はコーン、大豆とも上昇中です。

東京穀物市場もコーン、大豆とも上昇中です。

基本的には値位置は低く、長期で押し目買い方針継続で。


石油製品。NY原油は現在69ドル半ばです。

この水準は下げ渋って来るでしょう。

80ドル回復、今夏100ドルはありと見方継続です。


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