ギリシャ支援要請、週明けの市場は?
おはようございます。
先週末、ギリシャ政府がEU、IMFに正式に支援を要請したことで、ユーロが大きく買い戻されました。
それまではギリシャ国債の金利上昇がソブリンリスク高めユーロ安の原因となっていましたが、ショートポジション(売りポジション)の買戻しもあり、現在は大きく戻っています。
ユーロ上昇に伴い相対的に、ユーロ高ドル安の為替に、米国市場の商品市場は貴金属を中心に上昇。
ユーロ高でのクロス円の円安でドルに対しても円が売られていることで東京貴金属市場を押し上げそうです。
商品市場の個別銘柄については下記で。
米国株式市場も新築住宅販売件数が好調であったことも加わり、リスク志向の動きに上昇。
NYダウは69.99ドル高の11204.28ドル。
為替はドル円が94円10銭台、ユーロ円が125円60銭台です。
<貴金属>NY金6月限は10.8ドル高の1153.7ドル。換算値は70円高です。
昨日の東京金時間外市場では3468円(+38円)まで上昇しました。
3,500円に迫る動きになりそうですが、本日の大幅上昇でどう動くかがポイント。
一般投資家がここを高値とみて手じまい売り中心で、換算値以上の上昇がなければ内部要因が改善し、今後の高値波乱になりそうです。
逆に売り方の踏み上げ中心で換算値以上の上昇場面があれば利食いも考えるべきでしょう。
私の意見は、今週末からは大型連休を控え、高値では手仕舞い売り志向が強まるでしょうから買い方の利食い中心で、今後の上昇要因となる可能性の方が高いと見ますが・・・
大きな動きがあって、手仕舞いすべきとなればまた指示させていただきます。
基本的には買い玉維持は継続です。
NY白金7月限月は2.5ドル安の1741.7ドル。換算値は70円高です。
昨日の東京白金時間外市場は、5229円(+51円)まで上昇しました。
白金市場は金市場と違い内部要因は安値の売り玉が多く残存し、売り方の踏み上げ(損切りの上昇が)出やすい状態。
5300円に迫り、大幅高の場面もありえるでしょう。
先週木曜日に4月7日の高値5208円を超えたところからがスタートともいえません。
買い玉維持、押し目があれば買い、買い方針継続で。
<穀物>シカゴコーン5月限は9.25セント安の353.00セント、換算値は250円安です。
シカゴ大豆5月は4.25セント安の1004.25セント。換算値は200円高です。
シカゴの穀物市場は好調な作付けや、手仕舞い売りが優勢となり下落。
大体、春先上層すれば夏場には下げるのは穀物市場。
案外、今下げたほうが今後の上昇になりそうです。
押し目を買い長期保有でいいでしょう。
<石油製品>NY原油は85ドル近辺の動き。
ギリシャの支援要請ドル安となり支援材料。
100ドル目指す相場でしょう。
<ハンターポイント>
国内貴金属市場。
手仕舞い売りで伸び悩みは売るべからず。むしろ日ばかりで買い。
売り方の踏み上げで(損切りによる上昇は)一部利食い。
押してください。押して下さい!お願いします!お願いします。