「借金王か、改革者か」橋下市長への公開質問状【飯島 勲】 | 「構造改革・規制緩和・国家戦略特区」で国家解体!! 「地方分権・地域主権・道州制」で日本国家分断!!

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政治は中央集権、経済は地方分散を目指せ! 国と地方は対等ではない! 地方は国の下にある! 地方分権・地域主権はアナーキストによる国家解体戦略だ!  国家の主権を地方に委譲したら国が空っぽになり無政府状態に向かうのは明白だ!  騙されるな!

ツイッター依存症患者・橋下、小泉元首相の秘書だった飯島氏を25回もツイートし罵倒
http://ameblo.jp/otakoji/entry-11399223913.html







「借金王か、改革者か」橋下市長への公開質問状

飯島 勲 「リーダーの掟」

PRESIDENT 2012年12月17日号


橋下氏が、本連載をツイッターで大批判

インターネットのツイッターで89万1961人のフォロワー(読者)がいる橋下徹大阪市長から、25回にわたって本連載にご意見を頂戴した。日本を代表する挑戦力と発信力を持つ橋下氏に、貴重な時間を割いていただけたのは誠に光栄の至りだ。心から感謝申し上げたい。

多くの論点が橋下氏より提示されたが、可能な限り丁寧にお話し申し上げることにする。

ただし、1つ訂正をお願いしたいのは、橋下氏は私のことを「反橋下」とお考えのようだが、私は「親橋下」だ。政治家としての実績・実力は別にして、発信力・挑戦力だけで考えれば、橋下氏は日本一の政治家だ。言うべきことはきちんと言わなくてはいけない立場に私はあるので、厳しく聞こえることがあるのかもしれないが、橋下氏の挑戦力と発信力を非常に評価している。

その日本一の手腕は枚挙にいとまがないが、例えば、大阪の大人気知事だった横山ノック氏と比較してみる。ノック氏はセクハラで有罪となり政界を追われたが、その点橋下氏は不倫の事実を認めたものの、持ち前の発信力を生かした対応でうまく切り抜けた。普通の政治家だったらその場で政治生命を絶たれてしまってもおかしくない。

報道にあったように、女性にスチュワーデス(フライトアテンダント)のコスプレをさせて不貞行為を働くことは現時点で違法ではないが、弁護士や政治家に歴史上かつてないほどに高い倫理が求められる時代にあって、橋下氏の時代に逆らう挑戦力と、それに続く発信力はずば抜けていると考えたほうがいい。天才としかいいようがない。

橋下氏は、11月5日3時22分にツイッターで以下のように投稿をしている。

「飯島勲氏の『橋下が知事当時、大阪市は借金が減って大阪府は借金が増えた』という論が間違っていることは、大阪市役所の財政当局も認めた」

橋下氏が借金を増やしたかどうかについては詳述するが、この論理構造は総理を目指す人物にしては非常に脆いものを感じる。生殺与奪の権を握る自分の部下が「認めた」というだけでは、根拠薄弱と言わざるをえない。

漫画「ドラえもん」に登場するガキ大将・ジャイアンに媚(こ)びへつらうスネ夫が「ジャイアンの歌はとてもうまい」というのを根拠にして、「俺の歌はうまい」と自慢をしているようなものだ。

「のび太氏の『ジャイアンの歌は聞くに耐えない』という論が間違っていることは、オレ様の子分であるスネ夫も認めた」では、お話にならないだろう。

もし、橋下氏の主張を認めなかったら、市の財政当局にどんなことが起きるのか。想像するだけでも恐ろしい。

では、実際に橋下府政が借金を増やしたのかどうかを検証してみたい。

橋下氏は、2008年2月に府知事就任、11年11月退任なので、07年と10年の指標を比べる。法人税(法人事業税)の税収は、4620億円から1934億円と58%のダウン。法人税に地方法人特別譲与税を加えた数値でも36%のダウン。府の税収は、1兆3425億円から9860億円に27%のダウン。逆に、国から府への援助額(府の交付税に臨時財政対策債を加えた額)は、2443億円から6220億円と2.5倍以上になった。

結果、大阪府の地方債残高は、府政史上最大になった。橋下氏の任期中に借金が増えた大阪府は、実質公債費比率が18%を超え、地方債発行に総務大臣の許可が必要な「(起債)許可団体」に転落してしまった。このままの水準で借金が増え続ければ17年には25%を超えて「一部起債制限」がかかることになる。

橋下氏と同じく大人気だった横山ノック知事(1995年4月就任、99年12月辞任)はどうだったのだろう。就任前の94年と辞任直前の98年で比較してみる。法人事業税は4039億円から3572億円で12%のダウン。府の税収は1兆976億円から1兆1870億円の8%のアップ。国から府への援助額(地方交付税)は、391億円から1006億円とこちらも2.5倍以上になった。


橋下氏は、「大阪府の財政を健全化した」と府知事を辞めて大阪市長に転身したはずだが、いったいこれはどういうことなのか。

地方分権・道州制は国家解体! 強靭な国家主権で日本を守れ! 明治の中央集権体制を見習え!
橋下徹は、横山ノックを超えられたか
(PANA=写真)



ブレーンがつくった基準を否定するナニワの借金王

橋下氏が採用していた大阪府の算定基準によれば、1000億円ほど赤字を減らしたことになるそうだ。しかし、国の算定基準では「(起債)許可団体転落」ということになる。

実は、橋下氏が採用しなかった国の(公債費比率の)算定基準をつくったのは、当時の竹中平蔵総務大臣だ。さらに竹中大臣秘書官室に机を置き在籍していた事実上のブレーンである高橋洋一氏と岸博幸氏の両名もその基準づくりに関わった可能性がある。彼らは今では大阪市の顧問や橋下氏のブレーンを担っている。橋下氏が自らの実績として府の財政健全化を主張したいのなら、自らのブレーンのつくった基準を否定することになってしまう。

このどちらの基準が正しいかは、読者の皆様に判断を委ねる。私はどちらでもいいと思っている。

ここで、大阪府政下において負債残高を史上最大値に更新した知事のことを「ナニワの借金王」と便宜上呼ぶことにする。現時点のナニワの借金王は橋下氏であり、このままいけば松井一郎・現大阪府知事(「大阪維新の会」幹事長)がその名前を襲名することになり、2代続けて「ナニワの借金王」が大阪維新の会から出ることになる。

ナニワの借金王・橋下氏はツイッターで「臨時財政対策債は地方交付税の一環」と述べ、私が「不勉強」なのでそれを知らないと指摘している。

余談ではあるが、私は本連載で「臨時財政対策債とは、府で発行しつつ、償還は地方交付税で行う。実質的には、地方交付税の前借りと考えてよい」と述べていることを一応明記しておく(※記事はこちら:http://president.jp/articles/-/5807)。もちろん「臨時財政対策債は地方交付税の一環」であるという認識でも構わない。

地方交付税とは、国が地方に渡しているお金。大阪府が目一杯に請求した地方交付税(とその一環である臨時財政対策債)を増やすことは、国の借金を増やすことにつながる。ナニワの借金王・橋下氏が「府の借金」を増やしていることは前述のように解釈によって議論が分かれたとしても、「借金」を増やしているのは議論の余地がない。



橋下氏に説明を求めたいこと

私が「算定基準がどちらでもいい」と述べたのはこの点に尽きる。ナニワの借金王・橋下氏にとっては、大阪さえ黒字になれば自分の手柄と考えている可能性があるが、ほかの都道府県に住む一般国民にとって大阪府の借金を国が肩代わりするのは納得がいかない。

ナニワの借金王・橋下氏がよく言う「民間経営者の感覚」では「経営の失敗を景気や外部要因のせいにするな」というのが常識だが、彼はこの数字を景気後退のせいにするのだろうか。もちろん景気の影響は考慮されるべきだが、そうだとしても先ほど述べた「地方交付税と臨財債を合わせた額」が、就任前は全都道府県中ワースト6位だったのが、ワースト2位にまで転落した理由はどこにあるか説明を求めたい。

大阪府知事在任中に、住友系の大企業が大阪から撤退したことも記憶に新しい。一般的に不況下の財政再建は、さらなる不況を招くとされている。大阪府だけの黒字を目指し、府民、民間企業、国にツケを回してきた構図が浮かび上がる。橋下氏は失政を外的要因にすることで、自己肥大化に努めてきた。大阪府の経済成長がうまくいかないのは府と市が二重行政だからだと言って市長になった。それでもうまくいかないから今度は国政へ行くという。国政がダメなら国連改革をはじめる気だろうか。

2012年もまた国の借金が過去最高を更新した。大阪府の地方交付税と臨時財政対策債の増加には、国の借金を増やした責任の一端がある。


橋下氏は誰もが認める発信力と挑戦力をまずは大阪の財政再建のために使うべきだろう。地方交付税をゼロにする。国政はそれからでも遅くないのではないか。橋下氏が私より何百倍も地方財政に造詣が深いのならそれが可能だろう。今後も彼の挑戦力と発信力に期待したい。

※すべて雑誌掲載当時




---(転載ここまで)------------------------------------------------








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