ブログリサーチに
「中田英寿選手引退に際して思うことを聞かせてください。」
というテーマがあったので、
今日のテレ朝特番を前に改めて書いておきたい。
ヒデの引退発表時は正直ショックだった。
今はどうかゆっくり静養して第二の人生を
騒々しい世界から離れて送って欲しいという想いでいっぱいです。
中田英寿は全ての誇りを守るために今まで走り続けてきた。
マスコミはこぞってイチロー選手と比較したり、
一人だけずば抜けている運動量を逆手にとって"代表の中で浮いた存在"と
個人の自由を尊重していたはずのジーコ体制にもかかわらず
そんなヒデをマスコミや一部ファンは叩き続けた。
代表のために自分がどういう存在であるべきか、
彼はずっと悩んでいたはずだ。
悩み続けた結果いつのまにか周りに誰も居なくなっていた。
海外組と称されたまに帰ってきても当然チームはすぐに順応できない。
サッカーはそんなに単純なものではない。
だからこそ数少ない機会でヒデは他の選手に激しくいったのかもしれない。
「お前たちが立つピッチがどんなに難しい場所なのかまだ分からないのか」
そんなヒデの思い。
そしてそれはワールドカップが始まっても解消されることは無かった。
以前の中田記事で本局でも書いたが、
日本人はヒデの言う"誇り"を忘れてはいけない。
この誇りの意味が分からないままでは
きっといつまでも日本が世界の舞台を引っ掻き回すような時代はやってこない。
それは選手だけではない。
日本代表を応援する者にも言える事だ。
一部のタレントが「みっともない」「日本の恥」と
ブラジル戦後に大の字になったヒデを中傷する事実をあなたはどう感じますか。
代表を応援するならば選手をリスペクトできる事こそ我々の誇りじゃないのか。
いつの日か代表の選手全てがそれだけの誇りを胸にピッチで闘ってくれることを信じて。
ヒデは引退した。
でもいつかきっと日本のサッカー界に帰ってきてくれると信じている。
その時に彼の第二のサッカー人生が始まる。
今はただ、お疲れ様。
本局過去記事
支局過去記事
「悪魔の営業力養成講座」さまよりTBいただきました。ありがとうございました。