こんにちは!FPの前田です。
レパトリ減税という聞きなれない?減税が行われるかもしれません。
※新しいものではなく過去にも実施されています。
と言っても、日本のことではなく、今月から正式にアメリカ大統領に就任するトランプ氏の政策の噂の一つで、アメリカでの減税のことです。
※もちろん、まだ正式に決まっていることではありません。
もし、このレパトリ減税が行われた場合の仮定の話となりますのでご注意ください。
※また、実際レパトリ減税が行われても、将来のことはわかりませんので、一意見としてお読みください。
それがドル高、ドル安に影響するの?
日本とは関係するの?
という話ですが、これが実際に行われたら、近い将来、思いっきり円安に振れるかもしれません。
為替の専門家で海外投資家の間でも定評があると紹介されていました。
レパトリ減税とは、
企業が、海外に投資し、海外で得た利益を本国に還流するお金(レパトリエーション(レパトリ))に課される減税措置することです。
※企業が、海外で得た利益を本国に還流する際、本国で課される税率の引き下げ措置です。
現在のアメリカの企業の海外に留保されている利益は、なんと1800億ドルにもなっているそうです。
日本円で20兆円にもなりますね 驚。
これがアメリカ本国では税金が課せられていない利益となり、トランプ氏はとんでもないと怒っているのです。
だったら、減税するから本国に利益を戻せ!的なことを言っております 笑。
いやいや笑い事ではありません。
大量の資金が動けば、為替も大きく動きます。
日本にとっても影響力のある政策となるわけです。
2017年に、この政策を打ち出して、2018年から実施させた場合、上の表のようになるのでは?と言ってます。
今年はまだ減税されないので、実際に影響が出るのは2018年から。
今年は財政への刺激も少ないけど、来年は大きく動くのではないか?
そして、一気に円安に振れるのではないか?と、思っているようです。
アメリカに資金が動くということは、ドルが買われるということ。
ドルがますます強くなって、その分円が弱まり円安になる。との読みです。
ただし、企業も今年はまだだから、そのまま海外に利益を残し、動かすのは来年でいいや。
となりますから、今年は若干円高で、円安に大きく振れるのは2018年になりそう。
それも1ドル130円もの円安になるかもしれない 驚!
ということですが、この手の予想は、当たるか当たらないか?わからない。
というのが本当のところです。
※私としても、レパトリ減税で、ここまで為替が動くのか少し疑問ですが、
今の世界の為替は高低どちらか一歩通行になる場合が多いので、
もっと円安、もっと円高に振れる可能性も否定できないとは思います。
一方から見れば、このような結果も出るでしょうが、他のアナリストは逆に円高に振れると持論を述べる人もいます。
なんだかさっぱりわからない話ですよね。
ただ、大切なのは、ご自分が投資する際に、このような意見もあるということを知っておくだけでも、だいぶリスクを減らすことができるということです。
新聞で、実際にトランプ氏が大統領になって、このレパトリ減税を打ち出した後、為替や株価はどうなったか?
それを見るだけでもとてもためになるかと思います。
とはいえ、この話にちんぷんかんでも今はかまいません。
最初のうちは、リスク最小限で、全てお任せの投資方法もあるし(とはいえ少しはかじらないといけませんよ)、
投資を開始してから、じっくり勉強していくのもアリです 笑。
大切なのは、自分でお金を増やす行動をしないと、将来かなりの確率で大変になるということです。
少し頑張って、今は知識がゼロでも投資の勉強は始めましょうね。
お手伝いしますよ。