【Book】自分の小さな「箱」から脱出する方法が素晴らしい | イセオサム会議

【Book】自分の小さな「箱」から脱出する方法が素晴らしい

お客さまが感動した!って言ってたので読んでみた。
今年は、よい本にめぐり合うことが多い。



自分の小さな「箱」から脱出する方法/アービンジャー インスティチュート

¥1,680
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物事が、「自分以外の要因でうまく行かない」と捉えてしまうことがある。

「成功者の告白」の中にも、
「企業の成長の途中で家庭に問題が起こったり、問題社員が出てきたりする」とある。

でも、それじゃあ始まらないはずだ。




「自分に問題がある」と感じた瞬間に、希望が持てる。
だから、相手を尊重すべき一人の人間として考えよう。





■サマリー
人間は、相手が「心の中で」自分をどう思っているかを感じ取る事ができる。
だから、自分を操ろうとしているのを感じると恨めしく思う。

その人を、箱の中に入っている状態と呼ぶ。
逆に、周りに力を貸すことができる状態が、箱の外に出ていると言える。


■箱の中
・自分の感情を裏切ると<自己欺瞞>に陥る
 (人のために○○すべきだったという自分の気持ちを裏切る)
・周りの世界を、自分を正当化しようとする視点で見るようになる
(あの子が問題児でないと、自分を正当化できない)
・現実を見る目がゆがめられる
・他の人々に抵抗し始める


■箱の外の世界で生きるためにすること
・自分の箱を探す
・他人を責めない。自分自身が箱の外にとどまるようにする。
・相手を人間として尊重し、手を貸せることを考える
 (ニーズや、希望や、心配事を持った一人の人間として接する)
・テクニックは使わない


■事例
・リーダーがチームに責任を持とうとするほど、
 メンバーは自分が信用されていないように感じる
・箱の中にいるリーダーは、メンバーがついてきている状態があったとしても勘違い。威圧されているだけだ。
・リーダーになるには、自分への裏切りからどれだけ自由にいられるか。
(メンバーから信頼され、期待に応えようという気をおこさせ、一緒に働きたいと思わせる)

・相手が「失敗したら」嬉しい、という状態は箱の中。



経営のテクニック的な本も山ほどあるが、
本質を捉えることに勝ることはない。

日々、人間として成長していきたいと思う。