『先日は愉しいセミナーをどうもありがとうございました。

 前半の脱力トレーニングは、やっている間にも体が温かくなったり、
体幹が重たく感じられたり、普段使わない場所の使わない感覚を
あらためて知ることができました。
 
これらふだんを「使わない」のは指先の問題があっておそらく
無意識に固めていたわけですが、だから純粋に指の角度をつくる訓練、
指の適切な立て方をお教えいただいたのはとてもありがたいことでした。

ふだん自分の胴体をもてあまし気味に弾いていたので、
道が見えた気がします。

 指先の支えがしばしば「基礎の問題」「練習してるうちに覚えるしかない」
とされてしまうのは、アマチュアにとって非常につらいことの一つで、

そう言われて長年練習してきたうちにガチガチの音になってしまっている人を、
サークルの人にもよく見かけます。
 
そこをメソッドとして柔軟、フォームづくり、関節毎の役割を明確にされるのは、
知らなかった私にとってはなんというか、ある種革命的なことでした。

欲しかった教えが降ってきた、という感覚で、繰り返しになりますが
非常にありがたいことです。

また受講以前は「左手が弱い」と思っていたのですが「左手どころか右手の
4,5も危ない」という問題意識にあらためて立ち返ることができました。

 いわば基礎練の基礎練を知ることの大切さ、ということで、
とてもよい勉強になりました。

 練習前にいくつか時間に応じて適宜やりつつ、今後ともピアノに
励みたいと思います。』・・・H.N.さん


このセミナーでの実践を、しっかり生かしていっていただけそうなので、
とても嬉しいです。


ピンポイントレッスンも受講していただきましたが、その前の
脱力トレーニングで、身体は非常に良い脱力状態でした。


遠くにffの音をキレイに飛ばしたい、とのことでしたが、
ご自分でも自覚されている通り、指の支えを作ることによって可能です。


そうすれば、ffだけでなく、ppも通る音になります。


指は伸ばして弾いていて、指の脱力も良かったので、支えを作る
簡単なトレーニングと、支えを意識することによって、すぐに希望は
叶うものと思います。


すでにレッスン中に、とてもキレイな音で響いていました。
(他の聴講生にもはっきりと聴こえていました。)


モーツァルトの音色は、掌の空間を高く保ち、指を第3関節から90°に
落とすように弾くことによって、作られます。


ですので、支えを作る良い練習になると思います。


また、打鍵離鍵のスピードを上げる練習を、指2本ずつじっくりやること
によって、音色の幅も広がると思います。



東京3



Satoko.O