こんにちは。

訪問診療部 歯科衛生士 中村 です。

皆さん最近笑っていますか?

“笑う”という事と口腔機能が関係ある事はご存知でしたか?
笑いはコミュニケーションから生まれますが、その場を和ませるだけではなく、心身ともに
さまざまの効果があると知られています。

なぜ、年齢を重ねるにつれて笑わなくなるのでしょうか?
年齢とともにストレスが増え笑えなくなるという説もあります。
世代別で笑う頻度が、30代が65%、40代が50%、50代が45%と言われています。
小学生は1日300回笑い、高齢者は1日2回程しか笑わないといわれています。
友達と過ごしている時は笑いの回数が多くなり、年をとるにつれ1人で過ごす事が
多くなり笑いの回数が少なくなるのです。
声を出す事や笑う事は、口腔機能のトレーニングになりますし嚥下機能を高める事につながっていくのです。

その他にも、免疫力のup!
笑う事で脳が刺激されて、免疫機能ホルモンが分泌され、癌細胞を死滅させる
リンパ球の一種、NK細胞が増殖をしたり働きが活発化して免疫力が高まると
言われています。

腹筋のトレーニング!
お腹の底から笑えば腹筋も大きく動くので、腹筋のトレーニングにもなります。
例えば1日100回笑うと15分間のエアロバイクをしたのと同等の運動効果があり、
1日15分間笑うと40Kcalの消費になるのです

自律神経を整える!
大きく笑えば横隔膜が上下し、複式呼吸になりますが、複式呼吸には副交感神経の働きを
助けて自律神経を整える役割があります

アメリカの映画「パッチ・アダムス」にあるように“笑う”と言う事は自分自身も
幸せにもなるし、相手にも幸せにする力があるのです。
あなたの笑顔が誰かの笑顔につながるかもしれません。

笑う事は色々な意味ですごく重要な事なんですね!