どうも、はちごろうです。


なんか明日は下手すると雪が降るんだとか。
せっかくしもやけが治ってきたところだったのに。
もう、明日は出来るだけ家から出ないことにします。
さて、映画の話。



「キックボクサー リジェネレーション」











ジャン=クロード・ヴァン・ダムを一躍スターにした
1989年公開のアクション映画「キックボクサー」をリブート。
タイの違法な地下闘技場で兄を殺された空手選手が、
復讐のため、兄をトレーニングした現地の師範の元に弟子入りする。
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のデヴィッド・バウティスタが
主人公の宿敵となるムエタイ選手トン・ポーに、
「デッドプール」のジーナ・カラーノが地下闘技場の元締めマルシアを、
そしてヴァン・ダムは主人公を鍛える師範として登場する。

あらすじ

空手の世界王者になったエリックの元に、
タイからマルシアという女性が試合への出場を依頼してくる。
現地で本場のムエタイ選手と戦わないかというのだ。
トレーナーである弟のカートは相手有利の会場で試合することに反対するが、
エリックは破格のファイトマネーの提示もあり、タイに乗り込むことを決意する。
しかし、実は試合会場は違法な賭けのための闘技場で、
エリックは相手の選手トン・ポーに首を折られて死んでしまう。
復讐を誓ったカートは現地でエリックのトレーナーをしていた
デュラハンという男に弟子入りし、
トン・ポーを倒すために修行に励むのだった。



緊急告知!2月11日のタマフルを聴け!!!



もう番組の方で公式に発表があったので書いてもいいと思いますが、
このブログを読むような人ならお馴染みで、映画駄話会のメンバーでもある、
アクション大好きの有名ブロガー「三角締め」さんが
2月11日のTBSラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」に
なんとゲスト出演されることが決定いたしまして。
11時台の特集コーナーで満を持してヴァン・ダムについて語るということで、
今回予習も兼ねて観に行ってきたというわけです。
(あ、もちろん1作目の「キックボクサー」もこれを機に借りて見ました。
 いま見ると、これはこれで新鮮でした)

さて、2014年の映画「大脱出」の感想でも少し触れたんですけど、
この30年くらいのアクションスターの変遷というのは奥が深いものでして。
まず80年代にスタローンとシュワルツェネッガーの両巨頭が
その鍛え上げられた肉体を駆使して一世を風靡するんですね。
シュワルツェネッガーは完全にパワー重視でしたけど、
スタローンはバランスの取れたオールラウンダーで。
で、そうした力強さを重視したキャラクターの反動として
ヴァン・ダムやジャッキー・チェン、ジェット・リーなど
スピード重視のキャラクターが登場するわけですよ。
そうなってくると今度は鍛え上げられた肉体を持つスターではなく、
ブルース・ウィリスやハリソン・フォードなど、
より一般人に近い体型で、演技の出来るスターが求められていくんですけど、
結局9・11テロの影響でそれまでのアメリカ的価値観を持つスターが淘汰され、
替わりに「X-メン」や「スパイダーマン」などアメコミ映画の成功により、
スターではなく「キャラクター」が戦う時代となって今に至るわけです。

つまり、ジャン=クロード・ヴァン・ダムというスターは
アクション映画の主人公を演じるのがが「スター」、つまり生身の人間から
「キャラクター」、つまりCGで作られた創造物に取って代わられる、
その境目にいた人、というイメージが私にはあります。



(続く)