卒園式前の最後のおさんぽ 森のようちえん お山歩隊 2018年3月25日 | 森のようちえん お山歩隊 のブログ

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香川県高松市に園舎をもたない “森のようちえん” が誕生し 今年で14年目を迎えました。 
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そんなお母さんたちが運営する 小さな手作りようちえんです

ようちえんの卒園式の日。

 

式の準備をしている間に、卒園生は家族と最後のお散歩をするのが恒例となっています。卒園する2名はM家のK、そしてうちの長女A。またうちの長男Rが転園という形でようちえん組を去る。ということで、私も最後のお散歩をさせて頂きました。

 

 『去年はおさんぽが長引いて式のスタートが遅れたから、今年のコースは短かくしたよ。1歳のWが歩いても回れるから、ゆっくりおさんぽして11時に帰ってきてね。』

そう言われて最初に渡された1枚の手紙。

なにこれ!?ワクワクが止まらないんですけど!!!!!!!

 

 

「わかった、あそこだ!」そう言ったAは元気いっぱいに走り出す。

  ところが・・・実はスタート前から長男のRがグズっていた。スニーカーを忘れて、長靴ではイヤで歩きたくないというのだ。仕方なく、母のゆっきぃの背中におぶられての最後のおさんぽがスタート。

森の幼稚園に3年間通い切ったAと、たった1年間で転園となるR、もしかしてこの2人の様子は今の気持ちの表れなのかな・・・。

 そんな事を考えながら最初の指令場所に到着。無事2枚目の手紙を見つけ、2番目の指令場所へ向かいだす。奥歩道の入り口まで来ると、Rを背負っていたゆっきぃが体力の限界になりました。ただ、2個目の指令場所が奥歩道の中にある「忍者修行の坂」だとわかるとRは歩くと言ってくれました、一安心。

 奥歩道は、お山歩隊で何度も通った道。ここでのいろいろな出来事を思い出しました。せっかくの親子組でRは歩きたがらずにずっと私がだっこしていたこと、ハチに刺されて泣いてるAをおぶって全速力で走った事、初めて会う子ども相手に忍者の先生をした事・・・。そういえば初めて夫婦で親子組を体験したとき(そのとき私はずっと不機嫌だったらしい、ちえちゃん談)のも、この奥歩道。ふと時計を見ると10時半を過ぎていました。

 道草気味のWを時々だっこしながら、忍者の坂に到着。そして坂を上るとお手紙を発見!

手紙に書かれた3番目の指令場所は、藤尾神社でした。


 ・・・ん、藤尾神社!?結構遠いぞ!そして、もし4番目の指令場所も遠かったら11時の式に間に合わない!

この状況を家族に説明すると、じゃあ急ごう!ってことで走り出すAとR。

Wを抱っこして後に続く私。すっかりバテバテで遅れ気味のゆっきぃ。


走って走ってついに4枚目の手紙を発見。

 バルタン星人と同じ笑い方のドングリ仙人のヒントで、4番目の指令場所がわかりました。
時刻は10時50分。ここから行く道は2択、①幼稚園の前を通る近道。②ドングリランドを通る大回りの道。

どっちを通っていく?ここで皆がそれぞれ意見を言い合った。

 

「あと10分しかない、近道を通ろう!」
「少し遅れてもいいんじゃない?」
「どっちでもいいよ」
「アイー」


 まるで緊急家族会議。そしてAが出した答えは、
「幼稚園の前はみんなが準備しているから、ドングリランドから走って行こう」

 


 この答えに、家族が団結した(と思う)。
走って走って残り3分で犬小屋へ到着し、最後の指令をクリアー。

無事、制限時間内にゴールできました。やった~!

・・・あれ、いつの間にか目的がおさんぽじゃなくなってるかも?まぁいいか!

 

 

指令場所で集めたパーツを組み立てると、こんなステキなものが完成!

そして卒園式。

卒園式も感動的でした。私は写真をあまり撮ってないので式に関しては他の記事にお任せします。(きっとだれかがあげてくれるハズ)

 ようちえんパパを楽しませてもらい、A,R、W、ゆっきぃ、そしてお山歩隊メンバーとサポーターのみなさまに感謝です。3年間ありがとうございました!


しゃち