絵巻の中を探検すれば。 | そらのうえ うみのそこ

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そらまめかーさん
ストーリーテラー修行奮闘記!!
絵本読み師修行記!!!
快調連載中~!

出光美術館で開催中の展覧会



に行ってきました。
お目当ては 伴宙太!

星www!星よおおおおおおお!!
じゃなくて
伴大納言絵巻



福井の貴婦人カズンさんが(GWなので リップサービスしてみた)おっしゃってた
日本四大絵巻のひとつですね。

日本人は 昔から ゴシップが大好きなんだなあって、今回思いましたよ。
この絵巻は平安時代に巻き起こった 政治スキャンダルを題材に取り上げておるのだ。
史実に基づいた 放火事件の裏側にある 貴族たちと政権争いを
ドラマ仕立てで 絵巻化!!!!!
展示の仕方も どっか、週刊誌風(?)

そして、なにより凄いのが この絵の作者の描写力だと思います。
臨場感 大爆発。
それぞれの人物が 次 どんな体勢になるかが予想できる。
目の前で 映画みたいに群像が駆け抜けていくの。
ひとりひとりが 燃え上がる城門に馳せ参じる もしくは 戦き逃げ惑う
はたまた 高みの見物を決め込む・・・。
様々なポーズ 様々な表情に、個性が宿っています。

これは 絵画だけど 絶対に遠い時間の向こうに生きていた
誰かと 誰かの ある日の瞬間なのだ。


絵は 不思議。
画家と言う 人間の網膜に移り 脳を流れ 心を揺すぶった
瞬間が そのひとの 指先から また 流れ出て 画布の上に定着する。
岩や 宝石の欠片。草木の根や皮花びら。動物の骨や皮から煮だされた膠。
物質だった それらが 心を起爆剤として
もう一つの 世界の『現実』になっていく。


不思議と言わずして 何でありましょうや?


他の絵も すてきだったな。
やまと絵ですから 美しい 景色や花が黄金の中にゆるゆると ひろがっていました。
この花は 室町や 南北朝 江戸などと呼ばれた年表の中に閉じ込められることなく
現代の ワタシの前に 咲いています。

時が繋がる。


臨場感だけが、過去と今を繋げるのだ!


またしても、絵画の前で 語りの奥義を掴んだ気になる
おはなし馬鹿 そらまめ。

これが GW第一日目のおでかけの記録さ。
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オプショナルツアーで
カレー屋と、皇居前と、国会議事堂にも行ったよー。
人生初 生国会議事堂。

警備のおまわりさんに TVといっしょですね!とコーフンして話しかけてしまいました。

「一緒ですよ。」

とにっこり 打ち返してくれたおまわりさん。 いいひとだー。