サンネンイチゴ(著・笹生陽子)
笹生陽子さんの「サンネンイチゴ」を読みました。
陰湿な教師のいじめを目の当たりにする学校生活だったり、理不尽な両親や弟に囲まれて家庭にも居場所がなかったり、そして自分の考えを主張できない中学生女子の物語です。
そういう主人公が、あれよあれよという間に街の平和を守る仲間へと引き込まれていき、最後は犯人を追い詰めていきます。
文体は面白いのですが、ストーリー展開が少しご都合主義のような点がありました。
まあ、小さな町で起こる小さな事件ですから、中学生でも解決できるって言えばできるのでしょうけど、でもなあという感じの小説でした。
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