八甲田山 これぞオジサンが好きな国民的映画! | あの頃のショーケンになりたかった! エコケーンの日記

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グループ・サウンズやローリング・ストーンズなどのロック、モーニング娘。などのアイドルに昭和プロレス、映画に落語に食べ物や大阪に関することやそのうえお城も好きで、見たり聴いたり、その時に感じたことを書きたい備忘録日記、、、、

 つい最近、BSで初めて観た映画「八甲田山」1977年公開作品。

 クレジットは、高倉健、北大路欣也、加山雄三、三國連太郎の順。東宝作品なので、加山雄三が入っているが、高倉健が主役で準主役が北大路欣也で悪役が三国廉太郎で、この3人が主要人物。

 音楽:芥川也寸志、撮影:木村大作、監督:森谷司郎、脚本:橋本忍、製作:橋本忍、野村芳太郎、田中友幸、と重鎮がそろっているし、この時の映画界は「砂の器」や「タワーリングインフェルノ」の影響が大きかった。

 

 東宝の大作で、当時はこのような種類の映画は観なかった。観なくても、なんとなくわかるし、札束で顔を引っ叩かれるような気分でもあり、このような映画を観る前にほかに観るべき映画があるだろう、といった気分だったのです。


 駄菓子菓子、CGでなんとかなる今とは違い、この映画は本物の映像が撮られていますよ。

 これならば、費用がかかったのは納得できますね。


 物語は単純で、日露戦争前夜、事前演習をかねて、冬の八甲田山を踏破しようという企画、健さんの部隊は少数精鋭で決死の覚悟で成功するが、北大路欣也さんの部隊は三國連太郎さんの安易な考えなどから手痛い被害にあうといった話です。

 雪の中で耐える建さんは、網走番外地の建さんのようでもあるし、実際の撮影でも寒さに耐えているのがつたわってくるので、グッときますね。


 一方、健さんとはよきライバルの北大路欣也さんは、肉体的なつらさよりも、上司の三國連太郎さんのええかげんな判断がつらい。


サラリーマンの中間管理職にとっては感情移入しやすい。

天は我を見捨てたのかぁぁぁ、なんちゃって


これぞ、オジサンが大好きな国民的な映画!


そういえば、森谷司郎監督作品「日本沈没」も、まだ観ていなかった、、、