engyoji templemomiji
(左/円教寺の摩尼殿を下から望む。右/このくらいの変化に富んだ色づきが素敵)

関西は行楽日和だった23日。
友達が、JRの日帰りプランで見つけた「円教寺・秋の特別精進料理コース」を予約してくれて、
姫路は書写山(しょしゃざん)の円教寺(えんぎょうじ)で、精進料理と紅葉をたらふくいただいてきた。
山の名前からして、なんとも説法めいた雰囲気。
ここは、天台宗の三大道場のひとつでもある山。
西国巡礼27番札所にもなっていて、白い衣装と笠を着けたお遍ラーの姿もちらほら見えた。

紅葉がお料理が、それはきれいでしたよ。
〝花より団子〟もとい〝花も団子も〟状態。
ここ数日、画像アップのペースがすごいから、しばらくちょっと控えようかと思ったけども、これはなんとしても載せたい。

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左上は前菜。
朱塗りの上に緑を敷くというセンス、お料理がまるで木の実のようです。
右上は籠弁当。
宝石の数々に、なかなか箸をつけられず。
これが精進料理というなら、毎日でもいただきたい。
食事をいただくこと自体が修行なのだから、ほんとは厳かなものなんだろうけど、これを前にして黙ってはおれんでしょう。
お品書きに書かれた繊細な品々と、目の前の珠玉の一品とを確認しながらいただく。
ほかに豆乳鍋と、デザートのおしるこ(写真下)があった。
このおしるこ、これまた金平糖のようなかわいらしい色をした軽くてほんのり甘い〝おいり〟を入れていただく。
満、足。
これに、紅葉。
目の前のもの以外はみんな忘れて、「日本人でよかった」、と思った。