1, 2, 3 !(姪っこ、1歳2ヶ月。鉄棒にぶら下がるの図)

平日だけども、用事があったので、午前中に市役所の出張所に行った。
毎朝、バタバタと駅まで走り、滑り込んでくる電車に飛び乗る私。
こんな小春日和、会社へ行く前に地元の空気を吸うなんて、いつ振りだろう。

平日の朝。
意外にも、いろんな人が次々と窓口にやってくる。
出張所でこれだから、市役所はもっと人が多いだろう。
証明書発行やら、年金照会やら、住民票異動やら・・・婚姻届。

私がそこにいた20分ほどのあいだに、二組が届け出に来た。
実際目の前で見たのは初めてだった。
まだ10代と思しき若いカップルと、30代半ばに見えるカップル。
これから2人で一緒に生きていくことを届けに来たのだ。
2人にとっては、記念すべき瞬間。
窓口の職員にとっては、どうなんだろう。
幸いその時カウンターで迎えてくれたのは、三林京子似の感じのいい女性だった。
他の申し出にも「ご苦労さま」「ありがとうございました」と声をかけてくれていて、
二組の婚姻届にも丁寧に応じていた。
ほっとした。

一方にとっては数多の中のひとつにすぎなくても、当の本人にとっては一生に一度の宝物だったりするのだ。
誰しも、双方の立場になる。
世の中そうやって回っている。
私はどんな場面でどんな立場になりたいのだろう、と考えてみる。