空手道は一つ!目指せ五輪! | 阪本道場通信

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2014年10月23日   ニュース

空手道(2ルール)の2020年東京オリンピック正式種目採用に向けたご署名のお願い

この度、全日本空手道連盟(以下、全空連)が2020年東京五輪の正式種目見直しの可能性に賭けて、署名運動を実施(9/30-11/20)されております。この可能性はIOC会長の交代による路線変更で生じたものであり、本年12月に開催されるIOC緊急理事会でその可能性が見極められる見通しです。

この署名活動のキャッチフレーズは「空手道は一つ!ルールは一つ!目指せ五輪!空手東京2020 KARATE TO THE OLYMPICS」とされています。このフレーズのなかで「ルールは一つ」という点に対して、私たちフルコンタクト空手関係者は全く賛同することができません。

空手は競技体系によってポイント制のライトコンタクト[WKF(世界空手連盟)ルール]とノックアウト制のフルコンタクトに大別できることは周知の事実です。「WKFルールを守れば競技者のバックボーンは問わない、フルコンタクト空手や少林寺拳法、合気道の修行者でもこのWKFルールで競技して勝ち上がれば国体に出ることができる」(JKFan2014年10月号より)とする笹川先生の見解は、空手界の実態や私たちの考えと相反しております。
 
フルコンタクト空手の愛好者は、国内だけでも二十数万人存在しており、この統一競技団体として国内約250の流派団体と世界約100カ国に支部を有する複数の国際団体が加盟する一般社団法人全日本フルコンタクト空手道連盟(会長:中谷元衆議院議員)が昨春3月に発足し、本年5月にはスポーツアコード会長であるマリウス・ビゼール氏やロシア副首相兼極東連邦管区大統領全権代表であるユーリ・トルトネフ氏をご来賓としてお招きし、「第1回全日本フルコンタクト空手道選手権大会」(会場:大阪市中央体育館、来場者数:1万人)が開催されました。
 
ぜひ、空手道、特にフルコンタクト空手を支援してくださる皆さまには、こうした空手界の実態や私たちの考えを知っていただき、何卒フルコンタクト空手を愛好する多くの子どもたちにオリンピックという壮大な夢を与えていただきたく存じます。レスリングにフリーとグレコローマンのルールが存在するように、空手道もライトコンタクトとフルコンタクトの二つのルールでオリンピック種目化を目指したいという願いから、署名活動を実施することと致しました。空手道を支援してくださる多くの皆さまと手を携えて2020年東京五輪を目指すことができるようにご理解とご支援をお願い申し上げます。

平成26年10月23日
一般社団法人 全日本フルコンタクト空手道連盟
理事長 緑 健児