阪本道場学習塾案内 | 阪本道場通信

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~新極真カラテ 大阪東部支部 阪本道場の空手に関するインフォメーションからプライベートまで色々~

塾で非常に大切にしていることに、反復や復習があります。


阪本道場学習塾では「サイクル演習」とも呼んでいます。


今回は少し長くなりますが、知識の定着に関する非常に大切なお話をしたいと思います。


大人の方も、是非参考にしてください。


記憶には、脳に長く残るものと、すぐ忘れてしまうものがあります。


ハードディスクに刻まれるか、都度更新されるメモリに残るかの違いと言ってもいいでしょう。


脳は常に仕分けを行い、生命維持に必要なものを優先的に残してゆきます。

この作業は脳の海馬という場所で行われます。


生命維持に直結しない学校の勉強では、当然苦戦するわけです。


しかし、この海馬は騙されやすい素直なつくりになっています。


騙す簡単な方法は、そう、何度も復習することです。


繰り返しは、無意識の記憶を確実な記憶に格上げしてくれます。


嬉しいことに、復習には効果的なタイミングがあります。


学習したその夜か遅くても翌日に1回目の復習。


その1週間後に2回目。


さらに2週間後に3回目。


さらに1カ月後に4回目。



この計4回の流れの効果は実験でも証明済みです。


このルーティンが守られれば、定期テストもばっちりです。


もちろん個人差はありますから、試行錯誤してみて、これをベースに自分にあったルーティンを持つことが理想です。


記憶したら、出力することも大切です。


情報の入力と出力では、脳は圧倒的に出力を大切にします。


出力時に海馬は「この情報は重要だ」と判断するのです。


定期テストの学習でいうと、問題を解くことが出力にあたります。


したがって、復習には問題を解く作業を加えるべきなのです。


また、記憶はさまざまなものに関連を持って残ってゆきます。


前もって知っていることが多いと物事を覚えやすいのは、その連合性が働くからです。


記憶力は人が持っている過去の情報量に左右される、とも言えます。


事前情報が多いほど関連付けて覚えられるので、記憶が楽になるわけです。


クラスで「頭のいい子」と言われる人には、このアドバンテージがあるのです。


読書や経験や塾での学習で先にいろんなことを知っている人です。


いろんなことを知っていくと勉強も楽になり、反復をタイミングよく行えばテストもさらに楽。


阪本道場学習塾のサイクル演習の指導では、上記のようなことを非常に大切にしています。



阪本道場学習塾 (本部道場2階)


塾長


唐渡 貴(からと たかし)