オリハルコン旅日記④/古龍・忘れられた入江との出会い
きょうは、リアルタイムで今、アンカリングしている入江のことをアップしてみることにします。
ほんとは、ここに来る前の写真もたくさんあるんだけど…、
あまりに、素晴らしい入江との出会いがあったので、いまここで夜を過ごしながら、アップしてみます。
この入り江、北前船の時代に、港として栄えたと記録が残っている。
昔々、コンクリートの防波堤も、船にエンジンも無い時代、
入江を中心に、街が発展していったらしい。
今はどこでも防波堤を造れるから、こんな天然の入江は、時代から取り残されてしまった。
当時は、銀の積み出しや密貿易で、ここは栄えて、千軒もの家が建っていたから、
「千軒」と呼ばれることもあったと、温泉で知り合った地元の人から聞いた。
いや、千軒はなかったんじゃないか?数十軒あったとは、聞いたことがある…。
と、別の地元の人は言った。
いまは、道路はおろか、踏み跡すらないという。
そんな入江に、ぜひ、行ってみたい。
で、昨日、錨を揚げて入江を目指したけど、13~14m/秒くらいの北西風が
入江の狭い入口の岩に波風を投げ込んでいたから、あきらめて元の港へ戻った。
天気予報では、西か南西の風というけれど、
現地で吹く風は、北西風。
しかし、きょうは、波が収まるとの予報。
いよいよ、入江の入口に来た。
きょうは、強風も波もなく、静か。
この奥に、どんな入江が隠れているのか…胸が高鳴った。
入口付近には洞窟がいくつもある。
そのうちのひとつに入ってみたが、
奥行きは30~40mくらいあり、コウモリかイワツバメかのにおいがした。
地元の漁師さんらしき人がいたから、
今晩のおかず、採らせてもらえないかときいたら、
イイよとのことで、おかずを仕入れてきました。
久々のトコブシに感激!
ブログを書き終えたら、自然の音に耳を澄ませてみたい。
この入江に出会えたこと、そしてオリハルコンを応援、ご指導いただいている
みさなんと、ここの海の神さまに、感謝!