みなさま、こんばんは！
携帯からちょこちょこと山梨の様子をお伝えしておりましたが、
金・土と２日間の農場実習ツアーから、昨日の深夜名古屋に無事戻りました。
大爆笑ばかりの番外編を含め、去年に引き続き、今年もほんとうに有意義で
充実の２日間でした。
どれからお伝えしようか、たくさんありすぎて困ってしまうのですが、
一番の目的である、ナードの山梨研修所での精油蒸留までの様子をレポしますね。
数回に分けてお伝えしますので、よろしくお付き合いください。
ナードの山梨研修所はナードジャパンの本部 も兼ねていて、甲府駅から車で２５分ほどのところにあります。
こちらでは、精油の蒸留、成分の分析、実験用の植物の育苗、
膨大な植物のデータのとりまとめ、会報誌の編集などが行われています。
研修所のまわりには実験農場になっていて、数多くの芳香植物が栽培されています。
研修所のまわりは、既にほわーんと、芳香植物の香りでいっぱい。
ああ、アロマの研修に来たんだ！と感じます。
去年は６月だったので植物が花をつける時期、それに比べると、今年は猛暑で
やや、植物たちも疲れている感じがしました。
実験農場で、ユーカリグロブルス、ユーカリレモンなどの葉を香りを確かめながら
説明を聞きます。
説明をしてくださるのは、ナードが推奨しているプラナロム精油の日本国内での成分分析、
輸入をしている健草医学舎の保延社長。
まだまだアロマの国内での本当の基準づくりが確立していない中、
熱い情熱を持って、その精油のスタンダード造り、精油へのこだわりを熱く説明してくださいました。
（保延社長は、スーツも、作業着も着こなす方。隠れファンも多いはず！？）
こちらは日本では珍しいティーツリー。
案外華奢な葉っぱで、拡大すると右の写真のような白い種をつけます。
こちらも、日本ではとても珍しいホホバの木。
これから実をつけて、その実からホホバオイルをつくります。
どこかオリーブの木に似ていますよね？いかがでしょ？
左は熟す前のグレープフルーツ。かたーい感じの緑色ですね。
右はベルガモット。まだ実はなっていませんでしたが、より青々しい、感じ。
そして２０分くらい車で移動をすると、もっと大きな第二農場へ。
こちらは実験植物を収穫して蒸留するための農場なので、
他の農場からの農薬の飛来の心配のないように他の土地よりも高いところにあります。
向こうに微かに富士山みえます。
３６０℃広がる広大な農場今の季節は、ちょっとだけお花が少なくて寂しい。
この広大な谷間の何もないところを１から開墾して、電気や水道を引いて
大学生のアルバイトを雇っての開墾作業、
完全無農薬にこだわっての栽培なので、虫との戦い、
そして、ハーブウォーターなどを蒸留した植物のカスを発酵させた肥料しか
使っていません。
と一言で言ってしまうのは簡単だけど、地道な作業、常に天候との戦いがあって、
私たちが、安心して精油を使っていられるのだということがわかりました。
この農場の場所の選定には、千葉県成田市などもっと都心に近い候補地もあったそうですが、
この地にこだわった大きなポイントが・・・それは
水が良いこと
精油を蒸留する時の水の善し悪しはその後のハーブウォーターの
蒸留にとても大きな影響を与えるとのこと。
常に最高品質で安全なものを使うアロマテラピーの精油への大きなこだわりを
感じます。
そしてこの農場で栽培、蒸留を繰り返された膨大なデータは、
安全で品質の良い精油確保のためのスタンダードづくり。
どの植物を、どのタイミングで、どう収穫したら、望む成分が取られるのか、
それをメーカーにきちんと、提示していくためにこの地道な作業をしているそうです。
スタッフの方々の熱意と、熱い思いを感じて、去年も感じたことですが、
私たちが、安全なアロマを実践できるための尽力を感じて
頭が下がる思いがしました。
確かに、お肌、スキンケア、健康維持に役立てるのにその品質に不安のあるものだったら
アロマテラピーの効果も発揮できませんよね。
そんなことを考えながら・・・
みんなで、猛暑に中・・・
黙々とタイムをつみ取ります。 ユーカリグロブルスもつみ取ります。
そして、今度は、つみ取ったユーカリの蒸留の様子もお伝えします。
続きます