命日は2015年8月4日。
天野尚が亡くなって2年が経とうとしている。
天野は水草水槽のデザインにおいて第一人者で、最高峰であった。
「2012年5月にオープンしたすみだ水族館の水草水槽のレイアウトを手掛けたほか、2015年にはポルトガルのリスボン海洋水族館で淡水としては世界最大の全長40メートルのネイチャーアクアリウム水槽のレイアウトを完成させ、水景クリエーターとして世界中のアクアリストからも高い評価を得た。」
Wikipediaより。
天野の渾身の遺作ともいえる水草水槽は評判呼び、水族館の人気ランキング世界一へと高める要因になった。
40m水槽の管理のためにADAスタッフがリスボンに常駐し、メンテナンスを行っている。 水族館がADAと交わしたメンテナンス契約の、残りの期間はあと1年である。
天野の指揮を執ったこの水景は恒久展示ではなく、契約が終わった後どのような水槽になるか全く保証がない。確実に見られる保証がされているのはあと1年だけだそうです。
リスボンかぁ いきたいけど 遠いなぁ。
また天野は、2009年5月に世界環境写真家協会を設立し、生前は会長を務めていた。
環境写真とは、動植物の生態や、現在の自然環境そのものを表現したもので、
ナショナルジオグラフィックの、美しく迫力ある写真がその代表である。
「世界環境写真家協会(IEPA)。100名を超える会員の写真を一堂に集めた大規模な写真展が、この夏、新潟県民会館で開催されます。(中略)
この写真展は、地球本来の美しい自然風景や今なお続く環境破壊の現状を捉えた写真をご覧いただくことで、一人でも多くの方に自然や環境問題に興味を持ってもらいたいという趣旨で開催されるものです。第一線で活躍する写真家たちの地球を愛する心を感じてください。
なお、会期の後半には、同協会の創立発起人である天野 尚の生態風景写真展も同時開催されます。「天野 尚の見た世界」を皆様もぜひ体験してください。」
(ADAのHPより転載)
写真展の運営に当たり、写真の著作権の管理などで、非常に事務の手間が必要である。
今後 同様な写真展が新潟で開催されることは無理だろうという話である。
地球の今を切り取った美しい写真を目に焼き付けて欲しい。
会場は新潟県民会館3階ギャラリー
会期:7月1日から7月17日まで
入場料は無料です