日本エコハウス大賞 グランプリは 設計島の三浦さん | オーガニックスタジオ新潟社長の奮闘記 │ おーがにっくな家ブログ

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日本エコハウス大賞 グランプリは 設計島の三浦さん

 

昨年の2015年は優秀賞をいただいた、日本エコハウス大賞。

オーガニックスタジオ新潟では、今年、2016年は充電期間ということで、

ひとたび休憩。 本年は応募を見送りました。

 

数週間ほど前、設計島の三浦さんから電話で相談が来た。

JEHコンテストに、新築した自宅を応募して、対象候補の4作品に選ばれたという。

東京ビックサイトで最終選考会のプレゼンするのだが、どうしたらいいのか?

 

昨年のプレゼンデータを参考までに提供し、作戦を電話で練る。

他の対象候補もすでに分かっていて、京都の塗り壁の物件が有力だと睨んだ。

 

断熱性能は、三浦さんのは悪くはないか、大したことはない。

 

相模 「結局、何がしたかったん?

 

三浦 「張りぼてでない、素な家にしたかったんですよ。

内装はモイス表しで、仕上げ無し。断熱材もセルロースファイバーで、解体後に大地に撒けるくらいにしたかった。

 

相模 「製造時と解体時に必要なエネルギーが最低になる家ってエコですね。

それはきちんとPRすればだれかしら加点評価してくれますよ。 

あとは全体のプランニングを含む総合力ですね。

仮にグランプリでなくとも、上位入賞が確定だし、様々な有力者が会場に見に来る。

プレゼンには全力をだすべき。

 

などと作戦会議をした。 

 

三浦さんの略歴をREPLANより転載する。

 

1970年  秋田県男鹿市生まれ

1993年  新潟大学人文学部行動科学課程卒業(心理学専攻)

1996年  工務店勤務 

2000年  アジア横断、アフリカ縦断の旅を終えて帰国。

2001年  今井ヒロカズ設計事務所勤務

2001年  設計島建築事務所を開設

2004年  モロッコ王国文化省歴史遺産管理局にて世界遺産フェズ旧市街の保存計画に携わる

2006年  帰国。仙台に拠点を移し、事務所再開。

*2016年 自宅兼オフィスが完成し転居。

 

解説】

新潟大学を卒業しているが、建築学部でないところが変わり種。

その後、海外放浪の後に、今井氏の事務所にしばし席を置くが、今井氏は西方設計のOBでもある。つまり、西方設計の孫事務所にあたる血統だ。(笑)

こうした風来坊的なキャリアが私の波長と調和して、黎明期の頃からの交流している

 

オガスタ新潟とは「浦山の家」でコラボした履歴がある。

建築仙人: 非常にデザインセンス抜群であります。

 

 

 

事務所設立15年にして全国区の受賞で感極まれり。

これから忙しくなるよ~。」と 

受賞後昼飯いっしょに食べて、喜びを分かち合いました。

 

 

 

 

受賞した自邸、上棟直後には工事中の自邸は見せてもらっています。

空間構成がおもしろく、「小さな家は立体的に暮らすとよい」お手本のような家です。

完成、見ていないんで 設計部引き連れて仙台行来たいと思います。

 

 

他にも今年の日本エコハウス大賞への感想です。

 

意匠部門・性能部門ともに、我々の普段交流している

いわば 「仲間の工務店」で 受賞を ほぼ独占しております。

 

■意匠部門賞■
シーエッチ建築工房 「草屋根の家」
COMODO建築工房 「machiya」
扇建築工房  「山下邸」
富士ソーラーハウス 「方形の家」

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■性能部門賞■
ダイシンビルド 「仰木の里の家」
いえらぼ池田組 「CHIGURA」

 

こっち側にいる工務店と、そうでない工務店とで 2極化してきているのでは?

という気にすらなりました。

 

■リノベーション部門 大賞■
大森典子 「福島の家」

この作品が難易度、デザイン・風格 とても素晴らしく、

形式的には部門大賞ですが、全体の中での最高峰だと感じました。

 

 

チームオガスタ新潟では

会場内で、審査員の伊礼さんと堀部さんに、

次回は出しますよと宣言し、 こっそりと賄賂を渡してきました。(笑)

2017年は 大賞をいただきに エントリーいたします!!

来年また会おう!