工務店業界の日本最大の見本市、JHBSが(東京ビックサイトで本日まで開催中)。
11月19日 に、日本エコハウス大賞の最終選考会+授賞式があり、
チームオガスタ新潟も参加しました。
最終選考に選ばれた4者はいずれもいい感じの方々で、選考前にすっかり打ち解けて和気あいあいな雰囲気です。 プレゼンは4分間というかなりタイトな持ち時間。
最初の発表者が香川県の「アットホームズ」さん。松山の高岡さんとの同盟を結んでいる工務店で、コスパが非常に優れています。プレゼン後に9分の審査員からの質疑があるのですが、
伊礼さんにリアルで初めてお目にかかりましたが 温和なお顔ですが辛口です。
一同いきなり脇汗です。

2番目が我々で、山下氏が「金衛町の家の」作品紹介を務め、質疑に相模が割り込むというスタンスで行いました。脇汗ものの質疑も、今度は伊礼さんは山下氏のプランをほめてくれてほっとします。西方さんと松尾さんは、勝手知ったるオガスタ新潟にはあまり言うことが無いって感じで、そつなくプレゼンが完了。
3番目のプレゼンは、「HAN環境・建築設計事務所」さん。暮らしのエコな工夫が10個も盛り込まれた作品で、前教授までは良い感じでの質疑でした。しかし、松尾さんが「長野県でこの窓性能ってのは論外だ」と日本刀でばっさりって感じの評価。
ココはやばいぜ。審査員全員、手加減しません。
後で分かったことだが、この作品が野池氏の率いるパッシブデザインコンテストで大賞を受賞していました。エコハウス・パッシブデザインにも2派があり、通風派と科学解析派と真っ二つになっているんだなと、近ごろ分かってきました。
4者の流れでのトリのプレゼンが秋田の超新星、「もるくす建築社」でした。ドイツ式の南面日射を最大限に取るという設計手法は、秋田の冬の曇天のつらさ解消だという。
松尾さん曰く「10年に一人の逸材」とべた褒めで、会場と審査員、満場一致の文句なしのグランプリでした。
先週すでに東北の事情通から聞いていた。代表の佐藤さんは自邸を計画中で、なんとオフグリット(電気を引かずエネルギーを自給する家)だという。
選考会直後に森みわさんにばったり会ったら、その自邸は日射の乏しい秋田にてパッシブハウス認定を取ろうとしていて相談中ということ。 ということは500mm断熱なのかいな!?
じゃっかん31歳のスター誕生。 工務店の若旦那はかなり前衛的にエコハウス業界で注目されていくことだろう。
佐藤さんの偉いなと思ったのが、大賞のインタビューで「まずは機会を与えてくださったクライアントにお礼と感謝を」述べていたことだ。
これはまさの通りで、我々工務店がいくらやりたくとも、お客様のご理解が無い限り何も形にすることはできませんから。
チームオガスタ新潟もそれは同じ。 「金衛町の家」のご家族も同コンテストに関心を持っていてくださっていたので、まっさきにご主人様に電話でご報告。
次点で、優秀賞ということになりましたが、お客様のおかげでございます。
山下さんもお疲れ様でした。教科書通り、いい仕事しましたよね。
監督も職人もありがとう。

日本エコハウス大賞2015は いい刺激をいただきました。
最後に審査員サイドから総評がありました。
西日本のような気候風土に対する対応や、低コストであるのにここまで頑張ったよというものに対してどのように評価するか、今後の課題として次回につなげていきたい。ということでした。
まだまだ上があるさ。
我々はチャレンジャーであるのが似合っている。
のびしろ のびしろ。
コンテスト 木藤さんを始めとする関係者の方々 お疲れ様でした。
