APWフォーラム in 愛媛松山 報告 | オーガニックスタジオ新潟社長の奮闘記 │ おーがにっくな家ブログ

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「オーガニックスタジオ新潟」社長のブログ。かっこいいエコハウスを提供するために日夜奮闘中。役立つ「家づくりの知識」は、オーガニックスタジオ新潟のHPにて更新。このブログでは個人的な関心ごとと「工務店経営」についてがテーマ

APWフォーラム in 愛媛松山 報告

YKKAPが、断熱性について住宅業界に啓蒙し続けている。
本部主催の大規模なセミナーが、APWフォーラム。

その2015年の最後のオオトリを松山市で 私が務めることになった。
生まれてこの方、四国に行くのは初めて。 
飛行機乗り継いでいく松山は、ある意味海外旅行だ。

APにとってもオオトリだから、気合が並々ではない。
前日入りで、朝8時には迎いに来られて、通し稽古で本番そのままでリハーサルをさせられる。これは今までには無いことだ。直前で細かな表現にもダメだしいただき、プレゼンの制度をチューンナップしてその時に備える。






新潟から松山というは本来だったら完全にアウェーなのだが、ブログ読者でファンの経営者やFBでの交流者など、香川・高知・広島・山口などからも大勢いらっしゃった。
名刺を多めに持っていったが空になった。
来た人の期待と注目が熱く感じられると、こっちにも伝播する。

そのかいもあって、本番の緊張する神経はすべて、興奮神経へと切り替えて、
最強に熱いプレゼンを行うことができた。

事前情報によると、四国は暖かい地域だという思い込みから、寒さに対する備えが十分でない地域だ。暖房負荷は東京都と同じで雪も降るし、山間部にはスキー場すら存在する。
なのにサッシはアルミシングルという、豚小屋に使うのもはばかるような低性能なものが、出荷構成の16%もあるという。アルミA6のペアというダメダメサッシも併せると7割以上だ。これをなんとかしたいので、気合を込めてエールを送る。

セミナーには、四国の高性能住宅の圧倒的なトップリーダー。
アーキテクト工房PUREの高岡さんとスタッフの方々がいらっしゃった。
翌日はPUREさんの世界を夕方までたっぷり見せてもらった。




四国の工務店事情はおもしろく、中小工務店が群雄割拠している。
年5棟クラスがごろごろしていて、20棟ともなるとトップクラスだという。
ローコストビルダーというものもかつてあったが、愛媛においてはことごとく潰れてしまったという。無理な成長がたたったか、収益に問題があったのだろう。
一次所得者層の急速収縮で、新潟においても ローコストで生き延びるのは数社ということに近いうちそうなるんじゃないかな?

そんな中で高知県からは、ちょんまげ爆発という奇抜なスタイルの、建匠の西村社長と、御一行様がいらっしゃった。



話をしてみると、もともとは魚屋の息子だったが、大工になり、ダンサーでもあり。
5年前に工務店に法人化して 30棟をこなすという急成長を遂げた。
一目あったら二度と忘れられない西村さん。 つわものぞろいの四国の代表格だ。


四国は面白かった。 また 遊びに来るね~。