新潟こってりラーメンの人気店は、ぜんぶ「だるまやチェーン」だった。
福島県には喜多方ラーメン、白河ラーメンがあるように、
新潟には4大ラーメンという、ご当地ラーメンがあります。
長岡地区・・ ショウガ醤油・・・代表店:青島食堂
燕三条・・・・県央背油・・・・・杭州飯店
巻築・・・ みそ・・・・・・・こまどり
新潟市・・・ あっさり・・・・・三吉屋
近年、新潟市には魚介系に背油をあわせた「こってり系」が人気化し、従来のラーメンマップが塗り替えられている。 いわば 第5の新潟ラーメンの登場です。
ちゃーしゅーや 武蔵
万人屋
吉相
孔明
だるま食堂
みんなラーメン人気ランキングに上位になるような名店ばかりで、お世話になりっぱなしのうまい店であるが、実はこうした人気店が軒並み「だるまやグループ」で、経営者が同じであったと知ってびっくりした。
ここで紹介していない店も含め30数店も同一資本であったという。
とんこつスープを作るときには、臭みが出るので「ちのり」を取り除いてから炊くという。だるま屋の創業者は、独自のやり方でその「ちのり」をうまみへと変えて、えも言えぬ病み付きのスープをつくることに成功させたという。
そのノウハウを武器に、のれん分けして複数店展開をすすめ、人気店がザクザクとあらわれて、気が付けば新潟ラーメンは、「あっさり」から「こってり」に主役が入れ替わったということらしい。
ブランドを変えながら、微妙に店ごとの創意でアレンジしているから、今まで系列店だとは全く分からなかった。巧みな多店舗戦略であったと言えます。
その創業者さまは まさにイノベーター。
新潟ラーメン業界に革命を起こした天才経営者ですね。
しかしながら、65歳になったが事業継承者がいなかったため、長野県内の外食グループに経営を譲渡売却なさったとのこと。
経営者は変われど、
それぞれの人気店は変わらぬ味でファンを魅了し続けていただくことを願います。