まぼろしの事務所移転計画 | オーガニックスタジオ新潟社長の奮闘記 │ おーがにっくな家ブログ

オーガニックスタジオ新潟社長の奮闘記 │ おーがにっくな家ブログ

「オーガニックスタジオ新潟」社長のブログ。かっこいいエコハウスを提供するために日夜奮闘中。役立つ「家づくりの知識」は、オーガニックスタジオ新潟のHPにて更新。このブログでは個人的な関心ごとと「工務店経営」についてがテーマ

まぼろしの事務所移転計画

現在の事務所は賃貸テナントです。
亀貝地区の開発により前面道路の交通量も増えて、立地条件としては申し分ないのですが、冬場の温熱環境が劣悪です。 室温が21℃程度になっても、倉庫並みの断熱性のために表面冷輻射で手がかじかんで仕事にならない。
高断熱を売り物にしている住宅屋の基地としては不満なところです。

おかげさまで、自社の事務所も手に入れられる体力もついたので、まずは土地から物色していた。しかし、100坪未満の土地ならば腐るほどあるが、150~200坪クラスになると出物が極端に無い。

たまたま、通りかかった事業用借地。
200坪程度でちょうどよく広い。 交通のアクセスは最高だが、前面道路は程よく交通量が少なく落ち着いている。 ぐっと来て「ここに事務所だ!」と心が動く。
しかし、見付けたのがたまたま日曜日で、不動産屋の担当と連絡が取れない。
居てもたってもいられず、敷地を実測し、すぐに新事務所のラフ設計に着手しました。

事務所の必要条件としてはこんなかんじ
① 最低限で8台、理想は10台の駐車スペース
② 余白に可能なだけ樹木を植えられる余裕があること。
③ 8人ほどのスタッフスペース。打ち合わせスペース大と小。膨張化する書類関係の整理と。外部用の倉庫が必要。
④ 暖房形式は床下暖房。Q値設定は1.6よりは上で。 (薪ストーブもあわよくば)
⑤ 屋根は10Kwの太陽光パネル搭載で全量売電 (マストではない)
⑥ 建築規模は30~35坪程度、(今が26坪ある)コスト削減で 仕上げは素っけなく。


基本的な空間活用のイメージでは、西方設計さんの事務所がぴったりであった。

それが頭にあったものだから、先生のところの面影をそのままにして、
内部は私らのニーズを満たして設計する。

外から見れば 「西方先生リスペクト工務店」!  いいねぇ~。

間口7間の奥行3間の本体を片流れにして屋根を広く取り、足りないスペースは下屋にする。
お客様打ち合わせスペースを傾斜天井として気持ちよく。
デッキ・インとして外ともつながる、カフェテラスのイメージです。

構想はすでに頭の中にあったので、素案はさっさっと2時間程度で絵になった。



さて、一晩空けて不動産屋と連絡を取る。
不動産屋さん
「根抵当権設定の関係で、建築物は建てられません。仮設コンテナならばOK」
つまりは あっけなく移転計画は没になった。

しかし、今回はプランまで描いたので本気モードになった。
西区のこのエリアに強みのある不動産屋さんに声掛けしたり、地域をローラーをかけて物色したりしてみよう。

自前の事務所ほしぃ~~。
これをご覧の不動産関係者様、 いい土地あったらご紹介くださいませ。