東日本大震災のあった日。
もう5年がたつのですね。

5年前の今日
セラピーのお客様をお待ちしているときに
大きな地震が起こりました。
そのときはまだ
こんな大変なことになるって
思いもしませんでした。
今日朝の
ニュースで
震災孤児の方々が
ひとりだちをする時期だ
ということをやっていました。
同じ若者があつまっても
両親が震災でなくなったことは
話題にできない。
だから
同じ痛みを分かち合える仲間と
集い交流しているとのことでした。
ある一人の若者が
父親をなくし
母親は意気消沈して
家族がばらばらになって
自分も学校に行く気力もなくなり
休みがちになったそうです。
そのときに気にかけてくれたのが
中学の担任の先生だったそうです。
ただ、
そうか、そうか
と聞いてくれたそうです。
うんうん。って聞いてくれたそうです。
うちの夫がそれをみて
こんな先生って本当にいるんだな。
と大変失礼なことを言っていました。
(笑)
でも、
あるいみほんとその通りで
励ましもせず
いいことも言わず
役立つことも放棄して
ただ、ただそこにいるだけのことが
どんなに難しいことか。
つい自分が役に立った!
とか
いい仕事をした!
とか
思いたくって
励ましたり
いいことをいったり
考え方を変えようとしたり
するものです。
それを全部放棄して
ただ、ただそばにいて
ただ、ただ、話を聞く。
そんな人がいるからこそ
自分の気持ちを表現してみようか
と勇気が出てくるものです。
私にもそんな相手がいます。
ただ
私に興味をもって
話を聞いてくれる人が。
どんなアドバイスよりも
なによりも
私に喜びを与えてくれます。
心が救われます。
そのままでいいんだって思います。
みなさんにも
そんな相手がいるといいなぁ。
もし
いたら、それは大変珍しい(笑)
大変貴重なお友達ですよ。
大切にしてくださいませね。
と話がそれてしまいました。
5年たっても
10年たっても
心の中にある出来事は
風化しないものです。
もうこんなに時間がたったのに
と思わず
表現しながら
悲しみとよりそっていけるといいですね。
一時も早い復興を祈っています。
心理カウンセラー 利佳