「本当は恐ろしいアメリカの真実」という本をご存知でしょうか?

現在はカナダ在住の日本人が書いた本で、テレビや新聞で伝えられることのない米国の本当の姿を知ることができます。

 

米国は、移民の国で様々な人種が混在している他民族国家です。それぞれの人種が融合しているのかというと、実際にはそうではないようです。人種ごとに住居や暮らしが分けられており、ほとんどの地域では、白人と黒人の居住区ははっきりと分かれているようです。その他の有色人種は、地域によって別に固まって住むか、収入レベルによって白人地域や黒人地域に交ざって住んでいます。

 

人種の坩堝と言われているニューヨークでも、マンハッタンの北端のハーレムやブロンコス、マンハッタン周辺のブルックリンが黒人の居住地になっています。一方、マンハッタン中央部では、ほとんど黒人は住んでいないようです。

 

大都市以外になると、白人と黒人の住み分けはもっとはっきりしており、仕事で顔を合わせる以外には、日常では白人と黒人の交流はなく、黒人とは喋ったことがない白人は多いようです。また、キリスト教の同じ宗派であっても、白人と黒人が通う教会は別にあるのが普通のようです。

 

したがって、米国という国に一緒に住んでいても、日常的には異なる文化圏で生活しており、お互いへの偏見や先入観は中々消えることがなく、人種差別の意識がいつまでも残っているようです。


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