しょっぱな「序章」とかカッコつけちゃったので(笑)
でも、あんまり考えすぎているといつまでも書けないので
今回は試しに「会社員時代」としてみました。
ダラダラっと書いてあるところもあるかもしれませんが、ご了承ください
現在「フリーアナウンサー」という肩書きで
アナウンサー業、司会業、コラム執筆、動画制作などなど
私、さまざまなことをしております。
これは全て、NHKで今まで培ってきた経験を活かして行っているものです。
そんな私は、元々は、会社員でした。
学生時代、少し上の先輩たちはバブルに浮かれて(失礼!)
マスコミにも多数取り上げられるような、とっても華やかな時代。
大手企業への就職は難しくなく、人生に挫折なんてナイぜ
そんな勢いのある頃だったと思います。
先輩方のそんな姿を見ながら
私自身、具体的にやりたいこともなくて迎えた就職活動時期。
気付いたら、なんだか世の中バブル崩壊だ~と騒いでいる。
いわゆる「就職氷河期」に突入したのでした
いくつもの企業にトライするも「ご縁がないようです」と
心寒くなるような返事をもらい続けて・・・
気付けば、短大を卒業間近な2月の時点で
「まだ就職が決まらない!あれあれー?私、春からどうしたら良いんだっけ??」
という状態でした。
卒業間近、ギリギリで私を拾ってくれたのが、小さな小さな商社
同期はたったの一人(女性)、同世代の男性はいなくて、おじさんしかいない職場、
社内の部活動とかそういう、楽しげな、華やかな・・・
私が想像していたOL生活とはかけ離れた、私の社会人生活のスタートでした
(いま思えば、働いていた会社は、とっても優良企業でして、
現在は外資系企業に生まれ変わっている会社。
一緒に働いていた「おじさま方」とは今でも仲良くさせてもらっています)
とにかく「コレをこの会社で頑張りたい!」というのが全くなく入った会社。
社内で出来ること、例えばCAD(PCで図面を引くソフト)の資格を取ってみるとか
英語の勉強をしてみるとか、アフターファイブを充実させようと
テニスやアロマの講座など通ったりとか・・・いろいろ、やりました。
今思うと、「自分探し」をしていた時代だったかなと思います。
つねづね「私が本当にやりたいことって何なの!?」って
探し続けていた。
でも、何をやっても、何にお金をかけても、どうも心が満たされない。
なんでだろう?と自分の胸に問うてみたところ
「実は昔からなりたかった夢があり、それに一歩も近づいてない」
ということに、気がついたのでした。
その夢が、テレビに出ている人になること。
当時はそんなことが夢だなんて、恥ずかしくて、周りに言えませんでした。
だって私なんて、一介の会社員。
なりたいのは「テレビに出たい人」であって、
「世の中の人にこれを伝えたい」とか「人の役に立ちたい」とか
そんな高尚な理由付けはなく、ただただ、楽しそうなあの世界に行きたい!と
そんな単純なものでした。
こう書くと、なんだかただのミーハーみたいですね。ははは。
いや、ただのミーハーだったんだと思います(笑)
でも最初ってそんなものかな、とも思います
当時の私は、
「私なんて、華やかそうな世界からは遠い遠い場所にいる。
私の夢なんて、全く現実的でない話。でも、何をやっても心が満たされないのは
きっと今後何を試してみても同じなのでは?同じことの繰り返しでは?」と
思い切って門戸を叩いたのが、アナウンス学校でした。
それが、既に20代後半の話です。