オオゼキタク『09夏旅まとめ 6日目（その４・最終回）』

09夏旅まとめ　6日目（その４・最終回）

「さ、乗って！」

って

くるま・・＼(゜□゜)／

「すいませーん、指令で大田市から飛んできました。

さっきの列車にはサンライズのきっぷ持ってる人が1名だけだったんで、

この事業用車でまずは大田市までお送りします。

そこからタクシーで出雲市へ行ってください。

ご迷惑おかけして申し訳ありませんねー！」

と、だいぶあせった様子でおっしゃる。

お話によると、この方はJR西日本の職員さんのようです。

「さっき先行かせた特急が戻ってこないと、この普通も発車出来ないんですよ、すみません」

なるほど・・それで間に合わなさそうなので、

迎えにきてくれたとヽ(ﾟ◇ﾟ )ﾉ

大田市（おおだし）駅に到着！

ここからは代行タクシーに乗換えまして、

サンライズの出発駅、出雲市駅を目指します！

ここが運休区間の田儀駅。

途中、崩れた路盤（線路の下を支える土）を直すべく、作業員のみなさんが復旧作業中でした。

僕が行った7月下旬は、

しばらく雨が続き、地盤が相当緩んでいたのではとのこと。

運転手さんに石見銀山のことなど教えてもらいながら、

安全運転で出雲市へ向かっております！

石見銀山が世界遺産に指定された年とその翌年は

すごい忙しかったようです。

「ここが鶴瓶さんもキレイ！といった夕陽ポイントですよ(・∀・)」

・・みごとに曇ってる（笑）

タクシーは時間より15分前くらいに出雲市駅に滑り込みました。

間に合った！！

運転手さんありがとう(・∀・)

全面運休を知らせるお知らせ。

そして向こうに見えるは・・

「特急　サンライズ出雲」の文字！！

間に合いました・°・(ノД｀)・°・

「やはり、特急などのチケットを持っている人に対しては、

しっかりケアをしてくれるんですよね。その対応はさすがです！」

とは、その後行ったキハお客さんの弁。

確かに、昨年08夏旅で帰りに乗った「富士・はやぶさ」号も

遅延してましたが、途中で新幹線に振り替えるなど柔軟な措置をとってくれていました。

18きっぱーな僕としては、

かなりの優遇っぷりにソワソワ(・∀・)

関西→四国→中国と回ってきたので

「東京」の文字がやけにまぶしい☆☆

いざ乗り込みましょう！！

おおお上品！

今回はB寝台のソロ上段を取っております。

この階段を登れば、

ここが僕の

城です！！

あ、出発のベルﾍ(ﾟ∀ﾟ*)ﾉ

室内！キレイ☆

シャワーセット（！）も購入。

車内販売限定品で、車掌さんから購入できます。

シャワーチケットも同時に購入。

さて、宴（うたげ）をはじめますかﾍ(ﾟ∀ﾟ*)ﾉ

まずはウエルカムドリンク（笑）

（↑オリーブオイルサイダーから味覚がおかしくなっている）

メインは焼さば寿し。

中国地方の地酒と瀬戸内限定・鯛プリッツ、

そして藤田朋子さんから頂いたじゃがりこお好み焼き味を添えて☆

携帯のGPS機能と合わせて、現在走ってるところの見所をチェック。

今回も、「日本鉄道旅行地図帳」相当役に立ちました。
新潮社さん、いい本出してくれてありがとう！

夜の街が

キラキラ飛んでいく

なんて贅沢な時間☆☆☆

しかも個室でお酒飲みながらゴロゴロ。。

極楽なひとときです。

さて、そろそろ、

人生初の、寝台特急シャワーを体験しにいきますよ！

いざ！

あれ、開かない

使用中でした(´∀｀)

5分ほど待ちまして、入室OK！

ご覧ください。普通のホテルのお風呂的にキレイでしょ？

ゴムのすのこの上に立ち、緑のボタンでシャワーON、赤いボタンでストップ。

タイマーがあり、

6分間の制限時間が設けられています。

ドキドキ。

まずは、カードを入れまして

すると、シャワーをご利用いただけます。

シャー！

フッゥゥゥゥッゥイィォｘｙゥ:*:・(￣∀￣)・:*:

気持ちいい！！

・・っと、無駄遣いは禁物！

ちょっと出して、体を洗う。

んで、体流してすぐ止め、頭も洗っちゃう。

で頭洗い流す！！

ラップタイムは・・・・

1分36秒！！！！！

残り4分を残して

初のオオゼキタク・寝台特急シャワー体験終了！

もったいな！！！

ドライヤーもついてます。

前室は時間無制限。

ゆっくりと身支度を整えることができますよ。

終わったら、シャワールームを部屋ごと洗浄するボタンを押して、退室。

はー気持ちよかった！

さ、09夏旅を振り返りますか

ｚｚ

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やべ、寝ちゃった

09夏旅が終わろうとしています。

関西の出っ張り制覇に始まり、

四国をぐるっと全線制覇、

中国地方で未乗の福塩線・三江線・伯備線制覇など、
鉄道路線の面白さを追求する旅の予定でしたが、

沢山の出会いが、旅をただの「乗り鉄」からはるかに越えたものにしてくれました。
ちょっと振り返ってみます。

鳴門の渦の道のおじさん、

鳴門駅で四国再発見きっぷの説明を丁寧にしてくれた駅員さん、

牟岐のあたりで見かけたボロボロのお遍路さん、
学駅で記念きっぷを買うのを待っててくれた車掌さん、
穴吹で駅まで乗せてくれたタクシーの運転手さん、
徳島で阿波踊りの練習を見させていただいた連の皆さん、
琴平で借りた善意の傘（ピンク）、
土佐一宮のあたりでみかけたおじいちゃんとちびっこ、
きりっとした土電の女性運転士さん、
坂本龍馬、
高知ひろめ市場で一緒に飲んだみんな、
四万十川の清流を一瞬も見ず一心不乱にDSをやってた少年、
無心に景色を撮ってた旅人のおじさん、
松山で再会した大学時代の旧友、
雨の中びしょ濡れになって運転や入れ替え作業をしてた坊ちゃん列車の皆さん、
三津駅から少し歩いた古民家・鯛めし屋の看板娘さん、
港山の松山市営渡し船のおじさん、
下灘駅に夕陽を見に来てた姫路のおじさん達、
津島ノ宮（臨時駅）の案内をしてくれた車掌さん、
連絡船うどんのおじさん、
高徳線で出会った若い修業僧、
池谷駅住み込み？の職員さん、
徳島ラーメンいのたに北島店の店員さん、
勝瑞駅の女性駅員さん、
阿波大宮で手を真っ黒にしてキハ47のエンジンフィルタの交換をしてた運転士さん、
瀬戸大橋で乗り合わせた藤田朋子さん、大和田りつこさん、ダンディ坂野さん、
福塩線で方言バリバリで噂話に花を咲かせてた学生さん、
石見川本で店への道案内をしてくれた時計店のおばあちゃん、
江津で駅を降りる学生に「はい、おかえり」と一人ひとりに声をかけていた駅員さん、
温泉津の薬師湯でいろいろ案内してくれたお湯番の女の子、
運転見合わせのため事業用車で五十猛駅から大田市駅まで送ってくれたJRの職員さん、
大田市から出雲市まで代行輸送してくれたタクシーの運転手さん

色んな人との出会いで
知ることができた沢山のこと。

一度寝落ちして再び目を開けたら