昨日のNHKの番組 | 大前神社~神道信仰とともに歩む~

大前神社~神道信仰とともに歩む~

大前神社の神主が綴るブログです。
神社はご祈祷やお祓いのイメージが強いですが、もちろんそればかりではありません。神道・神社・信仰に関わることから地域のことまで、ぐっと神社に親しみを抱いていただけたらと思います。

昨日の午後9時から放送されていた

NHKスペシャル 中国激動「“さまよえる”人民のこころ」目


急激な経済発展の裏で、満たされない心の依りどころを求める多くの中国人が

キリスト教に心の平安を求める姿や、家庭教会の広がり、

中国共産党主導による儒学の教えの再興などが紹介されており、

とても興味深い内容でしたグッド!


中国におけるキリスト教信者は、

急激に拡大しているようです目


中国共産党幹部が地方へ戻り、コネの弱さからあまり要職を得られず、

子供の将来に不安を抱いているところへ、神父が訪問してキリスト教への入信を条件に

無報酬にて相談に応じるという場面がありましたかお


聖水をもって家を清め、神の教えを信じることで救われると。。。


少なくとも同じ宗教家として意見させていただくと、

この神父、宗教家としてまだその程度の対応なんだ・・・と思いました汗


もちろん、今後宗教家として成長していく可能性がありますので、

今の段階だけで判断するのは早急ではありますが、

まだ宗教的な熟成段階には遠いようでした目


原因や解決法を追究せずに、信じるだけで救われるなんていうのは、

真の宗教や信仰ではなく、人の弱みに付け込む悪徳な宗教と一緒ですあせる


このことは、日本においても同様です。

みなさんも、

宗教や宗教家を正しく見抜く目が必要です目


スピリチュアルブームの影響もあり、

あれやこれやと説く宗教家(?な人も)はいますが、

呆れてしまうほど、

基本がなっていない人もいるのです叫び


惑わされない方法は二つ。


高度な宗教的教養を持つ宗教家と知り合い、知識を分けてもらうことビックリマーク

自ら宗教的素養を身につけ、正しい判断能力を養うことビックリマーク


これに尽きます。


願わくば、

一人一人が正しく宗教的素養を身につけ、

宗教と宗教家を見抜く“眼”を持ってもらいたいと思っていますグッド!


心の依りどころを求める心は、

言い換えれば、「心の隙」なのです。


日本でも、対キリスト教政策には、

多くの力が注がれてきました。


今中国人の心の隙を狙うのは、

キリスト教なのか、儒教なのか、それとも。。。



私は興味を持って、

その行方を見ていきたいなと思っていますビックリマーク




神主「N」