式年遷宮奉祝記念事業の末社整備工事は、
現在以下のような状況です
さて、
今日のタイトルは宗教理解です
兼務神社の祭礼などで直会に参加しているとき、
中東における戦争を批判して、
「ああいう一神教の国は怖いね。」
というような言葉を聞いたりします
確かに、報道の影響もあって、
イスラーム原理主義やジハードといった言葉が独り歩きし、
ステレオタイプ的認知が助長されているようにも感じます
本来は一人一人が宗教理解を深めておくべきなのですが、
宗教教育の乏しい日本においては、
宗教を知るという行為自体が、
馴染みのないものかもしれません
一神教を批判する人は、
どれほどその宗教を知っているのでしょうか?
多神教を批判する人は、
どれほどその宗教を知っているのでしょうか?
そもそも、その宗教の信仰生活に入るくらいによく学ばなければ批判することはできません
なぜなら、
信仰者が捉える宗教の本質(=神)と、
研究者が捉える宗教の本質(=理論)は、
同じ土俵に立つものではないからです
宗教に携わる者は、
本質を誤ったステレオタイプ的認知を是正するために、
正しい宗教知識を持つと同時に、
それを正しく伝えなければならないなと感じています
そして、
私自身もたゆまずに宗教理解を深めていこう思います
神主「N」