真岡では、雷が去年よりも少ない・・・というか今年はほとんど無いように感じます
この地域の方に話を聞くと、去年ですら雷はかなり少なかったとのこと
もともと真岡はとても雷が多い土地であるとのことで、雷神様を祀る神社も少なくありません
雷は「イナヅマ」とも言います
もちろん、それは誰でも知っていることですね
では、漢字でどう書きますか
ほとんどの方が、「稲妻」と書くでしょう
辞書にも「稲妻」と出ているはずです
ですが、「稲妻」というのは実は誤り
本来は、「稲夫」と書きます
雷の多いところにはよい稲が育ちます
稲に実りをもたらすのは、稲の夫・・・すなわち、稲夫なんです
イナヅマは、天と大地の結婚
お米は、天と地の交合(まぐはひ)によって命を宿すものなのです
神社で幣束を見たことのある方なら、幣束が稲夫を表現していることにも氣が付いたのではないでしょうか
今年も天と地の神聖な交合により、多くの稲に稲の血(いねのち)である命(いのち)が宿り、吾々の命を育んで下さるといいですね
<神主・奈阿>