ジョゼ・アルド×チャド・メンデスは格闘技が好きなら見るべきだ | おおおかのボクシングBLOG

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これ、途中まで書いてて止めていた文章だ。
でも、載せようと思うんです。
ボクシング好きにも、キックボクシング好きにも価値がある試合だったからだ。


アルドの方が、リードジャブもローもとにかく少なかった。
これは、メンデスの被せて狙ってくる右ストレートが速くて警戒した結果と言えるのでは??

アルドは、チャンピオンとなり、防衛を重ねるにつれ手数・足数が減少している。
足を骨折しながら防衛した試合は仕方ないとして、
ムエタイ傾倒からボクシングへと変わっていったという意見も聞いたが、僕もそれを思う。
上体が前傾で、視野を広げて戦うより、パンチをかわして当て込みにいく攻防を一体型に変化させようとしていたのが、陣営とアルド本人の意思だったのだろう。

それが、余計に制空権を握ろうとするジャブとローが出しにくくなった事への戦術を加速させてしまったのでは無いだろうか?
ヒジももらいやすい危険性も高くなったと見えた。

それにしても、メンデスのアルドのリードをウィービングからのアッパーはとにかくカッコよかった。
これ、すごいんですよね。
オーソドックスのメンデスは、アルドのリードを右に上体を倒してかわす。
軸はしっかりしていて、蹴り足の伸縮もバッチリ決め込んだ所に、膝のバネを後は引き延ばすというか、
解き放って右アッパーを決めた。

まあ、普通といえば普通なのだが、白人のメンデスだが膝が柔らかい。
目が良くて、ハンドスピードがあるのは無論だが、
何より右でダウンだってしたにもかかわらず遂行する勇気。

とにかくメンデスは、すごい選手だしMMA選手たちの進化は凄まじい。
だいたいの話になるが、ヘッドスリップでかわす選手がいたとする。
日本人は、どちらか片方というのが多い。

チャド・メンデスは、違う。
どちらが多いという印象は無かった。
しかも、あの右にかわして右アッパーを決めたシーンは、なかなか日本人ボクサーでもランクが違う相手じゃないと見れないと感じた。
メンデスは、スイッチも取り入れる。
アルファフィメールの選手はスイッチが多い。
というか、MMAはスイッチする選手は多い。
でも、サウスポーに変えたら、踏み込む幅が違ったりするのがボクシングでも普通だ。
井上尚弥を見ても、そんな感じだ。

メンデスは違う。
スイッチしても、しっかりと踏み込む幅はある。
だから、左ストレートもよく伸びる。

UFCのトップ戦線の試合を見てると、ショックを受けることが多い。
日本のボクサーは世界王者がたくさん生まれ、
何よりセンス・運動神経も良いゴールデンエイジ育ちの選手が出てきている。
それは、キックボクシングも同様だ。

けど、、、UFCは、ちょっと違う気がする。
結局、アメリカが本気になろうとするスポーツの頂点に達するアスリートは、そういうものかもしれない。

UFCも、最近スター選手が怪我がちでマッチメイクは微妙だと囁かれていたが、
ジョゼ・アルド×チャド・メンデスを見ると、不満は言えなくなる。

この間、見たメレンデス×ペティスは悲しかった。
僕の好きなメレンデスが、彼らしくない戦い方を見せた。
タックルに行こうとする行為に対する不満ではない。
身体の開き方や、
ステップしての動く位置、
パンチの種類、、、
など、挙げればまだある。
それも今度、書くべきか検討します。

年始にあるUFCのジョン・ジョーンズ×ダニエル・コーミエ。。。

これは、ボクサーもキックボクサーも、それらの格闘技ファンも、是非とも見てもらいたい一戦だ。
すごく考えさせられる試合になることは必至だから。

この間、テレビで見た益田健太郎×高橋竜也?だったかな?
あれも書くべきかと悩んだが、、、止めた。
アルド×メンデスの方が感心することが山ほどあったから。


最後に。
サッカーのパスには、メッセージが込められているという話を聞きますよね??
ジーコのパスには、いつもメッセージが込められていると選手たちは語っています。
僕は、そういうジーコのようなトップアスリートの脳内を覗き込みたいから、UFCを観ているのかもしれない。

打倒!二宮清純、金子達仁です^_^
それは嘘です。
羨ましく思うのと、尊敬の念を持ってます。
ではー