コバレフと比べると、ロマチェンコもプロ仕様として完成されてないのでは? | おおおかのボクシングBLOG

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ゾウシミンに書いた事と似てる内容になりそうだ。

ワシル・ロマチェンコ。
彼も序盤から相手に姿を捉えさせる事もないままにダウンを奪った。
だが、、、判定で終わる。

そりゃー、確かに左の拳痛めたのだから仕方がない。
それでも、完勝するのはすごい事だ。
けど、ジョーさんの言っていた事が全てだ。

「痛めたと相手や観客に知らしめるようなのはダメだ」

「そういうのを、ごまかすのもプロ」

本当にその通りだと思う。
いい経験値にはなっただろうけど、こういう事をごまかすのは、プロのキャリアで解決する問題では無いのではなかろうか??
要するに「心」「ハート」の強さだと思う。
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僕は、こういうのを見てしまうと、他のトラブルがあった時も、
「心」の弱さを見せるんじゃないかと想定します。
サリド戦なんかは、典型的な例です。
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ハンドスピード!
打ってはサイドへ!
そして、移行して見えない所から打ち込む姿勢!
上下の打ち分け!
ロマチェンコのボクシングレベルは脅威だ。
はっきり言っておこう。
日本人が挑んだら無謀だと思える典型的な選手だ。
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足の滑らせるような運び方でポジション移動、
変にピョンピョンしていない。
リズムも掴めないから、対戦相手は本当に目の前からいなくなっている状態だろう。

ロマチェンコは、ファイターにもアウトボクサーにも完勝ゲームを出来るスペシャルなボクサーだ。

ただ、スペシャルなボクサー=戦士とは言えない。

オルランド・サリドは良くやった。
自分の能力と相手の能力を本当に理解して、最終兵器のウェイトオーバーまで使って勝ったのだから。
肝の据わりっぷりは、尊敬に値する。

要するに、ロマチェンコに勝つにはダーティテクニックが全てを握っている。

僕の好きな戦士の名前を挙げていく。
マイダナ、サリド、ラバナレス(ラカンドンも、あえて入れておく)、そして、リカルド・マヨルガのような、

とにかく、喧嘩ファイトが己の土俵というガチャガチャした姿勢、
意外性のありすぎるパンチ、
リズムがよく分からない男達。
(ダニエル・サラゴサを入れたいけど、テクニシャンですからね)
こういう相手じゃないと、ロマチェンコは崩せないのでは無いだろうか??
もし、同じ階級だったとしたら、マイダナは最適な相手だと思う。

極端な話、MMAファイターなんかが挑んだら、相当面白い結果が得られそうだ。
ロマチェンコは、意外性のあるパンチを浴びてもタフネス面はどうかという話がある。
顔面の打たれ強さは分からない。

ただ、メンタルは相当崩れるはずだ。
タフネスというのは心のタフネスもあるというのが僕の認識だから。

今回の試合における拳を痛めた後の立ち振る舞いには、そんな向こう側を見た気がした。

最後に。
、、、リゴンドーと戦ったら???
僕は、リゴンドーを推したい。
何故??
リゴンドーは、スーパーファイトに滅法強いと思う。
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共産主義国家であるキューバから亡命したオリンピアンのメンタルは、
並みじゃないと言うのが、僕の予想だ。
リゴンドーを倒すなら、無名の選手だ。
天笠の身長?リーチ?拳の質?
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そんな次元では無い。

唯一の敵は油断のみ。
普通に考えたら、楽勝だ。
頑張れ、リゴンドー!!!