3コン内閣の不安と悲劇 | 裏政経.com        大久保雄一郎

3コン内閣の不安と悲劇

カテゴリー:政治のカラクリ【23】


 
 小泉首相は国会議員三代目で、安倍晋三官房長官も三代目。三代目から三代目に政権がバトンタッチされることになるとの大方の予想です。

 三代目といえば、どうしようもないのが相場ですが、安倍氏もボンボンの苦労知らずでママに頭が上がりません。小渕総理死去による森後継総理を決めたとき、密談・談合と非難されたばかりです。そして今、小泉総理から安倍氏へ密室・談合のようなやり方で、事実上の政権移譲をしようとしています。つまり、リモコン内閣の始まりです。

 最後のコンは森氏。安倍氏曰く「森さんは私が親父の秘書時代から面倒を見てもらっている。小泉さんより親近感がある」と漏らしているくらいです。幹事長時代には選挙の根回しをしてもらった恩もあり頭が上がらない。

 つまるところ安倍政権は「マザコン、リモコン、森コン」の3コン内閣と見ても間違いはないと思います。そして、この先も国民は自民党を選ぶのでしょうか。