「バタコさんって 絶対ヒロインになれないキャラで残念ですよね〜」
…と
この30年 （アンパンマンのアニメが始まって30年なのですよ）度々言われてきました😅
そうだな、確かにヒロインタイプでは無いですね
登場シーンと言えば
お掃除したり
お茶を入れたり
小豆を煮たり
洗濯したり
マント縫ったり
服装も地味だし
たまにお出かけシーンでオシャレすると
余計に笑いを取ってしまう😭
唯一 アンパンマンに新しい顔を投げる才能だけは誰にも負けないが…
バタバタパ〜ンチ👊とか
バタバタキ〜ック💥 などと言う必殺技も無い。
ところが
やなせたかし先生はそれを完全否定
や「え？！バタコさんは絶世の美女だよ！」
レ「は？！」
や「バタコさんが一番美人なんだよ」
レ「ど、どの辺りが…？」
や「僕はずっとそう思って描いてるんだけど」
慰めか 好みの個人差…って事なのかと思った。
でもね それにはもっとちゃんとした意味があったのです😊
以前私もこのようにツイートしましたが
だんだん ものの見え方が変わってきた
表面的な細かいところは どうでもよくなってきて（老眼とも言う😅）
もっと ザックリ 俯瞰で見えるようになるとね
その人の容姿がどのくらい美しいかではなく
その人が 周りの世界をどのくらい美しく輝かせているか…が 見えてくる
そうするとね、
見えてくるんだな…
バタコさんの美しさが✨😊
朝になると
何の約束もしなくても日は昇り
照らしてくれる。
決してその信頼を裏切ったりせずに
暖かく照らしてくれる人
うまくいっても いかなくても
「お帰りなさい」って
あったかい心の毛布で包んでくれる人
嬉しい時は自分の事のように喜び
悲しい時にはそっと寄り添い
悔しい時には未来を信じてくれて
怒りや奢りや蔑みの心を持ち帰ったら
それを手放す手助けをして
どんな姿を見せても
決して呆れたり 見放したりしない。
お化粧や髪型や
ドレスやバッグや靴
それはお風呂に入る時にはみんな剥がれてしまうもの。
流暢な言葉や 華やかな振る舞い
それは 眠っている時は役に立ちません
だけど 心の中の輝きは
お風呂に入っても
眠っても
剥がれ落ちたりしません
やなせ先生が描いたバタコさんの美しさは
きっと
そんな美しさなのでしょうね
子供の世話
家族の世話
それは
始まりも終わりも無く
誰かが評価をくれるわけでも無く
洗っては汚れ 汚れたら洗う…全てが繰り返し繰り返し
いつまで続くのかわからない円を描くような日々…。
だけどそれは
同じ円を描いているのでは無いよ
少しずつ前へ進む螺旋だよ
自分も 家族も 少しずつ
前へ進んでいるのです😊
くるくる くるくる 素敵な螺旋を描きながら
いつかこの螺旋のトンネルを
愛おしく振り返る日が来るはずです🤗
振り向いて見るトンネルの奥には
迷いながら 疲れながら
子供のために 家族のために と
一生懸命生きていたバタコさんのような自分が きっと見えると思います。
すごく綺麗な自分が
そこにいると思います
がんばれ
忙しいバタコさん
バタバタ バタコさん🤗
